リヤド:サウジアラビアのサルマン国王人道援助救済センター(KSrelief)は、ケニアとカメルーンで2つの医療ボランティアプログラムを開始した。
ケニアでは、KSreliefの医療チームから派遣されたボランティア医師13人が、ナイロビで心臓カテーテル手術を行った。
この医療ボランティアプログラムは5月22日から5月26日まで実施され、アル・バルサム国際機関と協力して展開されたと、国営サウジ通信(SPA)が報じている。
SPAの発表によると、「このプロジェクトは、KSreliefがさまざまな専門分野で実施しているボランティア医療プログラムの延長線上にあり、支援を必要としている国の所得の少ない個人や家族を支援するものです」
カメルーンでは、整形外科、小児科、婦人科、産科など、さまざまな専門分野のボランティア外科医22人がマルア市で医療手術を行った。
KSreliefはまた、世界各地でも医療プログラムを継続的に実施している。
イエメンのハッジャ県では、アルジャダ・ヘルスセンターの診療所がKSreliefの支援を受けて、4月に7,618人に治療を提供した。同センターは、救急、内科、生殖医療、外科、小児科、放射線科、産科などのさまざまな診療所を通じて医療を提供した。
KSreliefの資金提供を受けて、レバノンのアルミニヤにあるスブル・アル・サラーム社会協会の救急車サービスは、1週間で90件の任務を遂行した。任務の内容は、病院への患者の搬送や応急処置の提供など多岐に渡るものだった。
また、KSreliefは、世界中で食糧援助プロジェクトを継続的に実施した。シリアでは、イドリブで地震に見舞われた750世帯に食料を詰めた小包と衛生用品の入った袋が届けられた。
さらに、KSreliefはサウジアラビアからの贈り物として25トンのデーツ(ナツメヤシの実)をブルンジへ届けてもいる。