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サウジアラビア、水と食料の安全保障に向けた国連の取り組みを支援すると約束

アル・ムシャイティ副大臣は会議の傍ら、国際農業開発基金のアルバロ・ラリオ総裁と会談した。(提供)
アル・ムシャイティ副大臣は会議の傍ら、国際農業開発基金のアルバロ・ラリオ総裁と会談した。(提供)
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05 Jul 2023 03:07:09 GMT9
05 Jul 2023 03:07:09 GMT9
  • サウジアラビア副大臣が飢餓と貧困対策の重要性を強調

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのマンスール・アル・ムシャイティ環境・水・農業副大臣は、世界の食料と水の安全保障を実現し、飢餓と貧困に世界的に対処するための国連の取り組みについて、国として支援していくことを再確認した。

同副大臣は、ローマで開催されている、水不足がもたらす課題という観点から関連問題を議論する国連食糧農業機関第43回総会で演説を行った。

また、この総会では水資源の管理にも注目し、食料の安全保障と柔軟で効率的な食料生産に向けた包括的な支援を目標として掲げている。

アル・ムシャイティ副大臣は、サウジアラビアの農業開発基金では、現代技術の強化を目指した融資政策を実施していると述べた。それらの政策には、農業プロジェクトに対する資本コストの70%を超える融資の提供が含まれている。

また、融資金額は2015年の5億サウジアラビア・リヤル(1億3300万ドル)から2022年には70億サウジアラビア・リヤルへと急増し、大幅な成長を示したと付け加えた。

さらに、アル・ムシャイティ副大臣は、サウジアラビアの農業部門で投資が急増していることを指摘した。この成長は、2022年に1000億サウジアラビア・リヤルの記録的な経済貢献をもたらし、同部門の過去最高を記録したことからも明らかである。

そして、サウジアラビアは多くの農作物、特に近代技術に依存する農作物において、称賛に値するレベルの自給自足を達成したと述べた。これにより、水資源管理の統合的なアプローチが促進され、農業用水の消費量が86%から70%未満に大きく減少した。

アル・ムシャイティ副大臣は会議の傍ら、国際農業開発基金のアルバロ・ラリオ総裁とも会談した。

二人は、サウジアラビアのビジョン2030に示された目標に沿って、強化していくための協力や戦略の道筋について議論した。

アル・ムシャイティ副大臣はまた、サウジアラビアは農業・食料システムの様々な要素を非常に重要視していると付け加えた。そして、研究を促進していくために、地域および国際的な民間組織や機関と協力することを強調した。

このような協力は、課題を克服し、サウジアラビアが設定した目標を達成するには不可欠であると考えられている。

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