
ハラ・タシュカンディ
リヤド: G20サミットのメディア委員会は日曜日の午後、リヤドのサウジ・プレス・エージェンシー本部で初の記者会見を開いた。
国内外のメディアが招待され、行事日程の確認やサミット目的への理解を促すほか、メディア委員会への質疑応答が行われた。
「サルマン国王による指示と皇太子からの継続的な支援により、この歴史に残るイベントの成功を保証する完璧なスケジュールを用意することができました」トゥルキ・アル・シャバナ(Turki Al-Shabanah)メディア大臣はそのように説明した。
同大臣は、サミット開催中の報道陣の取材拠点となる国際メディアセンターなど、年間を通して報道関係者が利用可能な各種施設について話した。
「メディア委員会は、国内外の報道関係者がG20を取材するのに必要なすべてのリソースを提供するための完璧な戦略プランを用意しています。135を超える会議が取材対象となるため、最大1万人の報道関係者を収容できる国際的なメディアセンターを設置します」
さらに、報道関係者用施設は認定取材者を対象としており、世界中の報道関係者が多言語で利用できると付け加えた。
サウジアラビアで開催されるG20の準備担当者でもあるファハド・ムバラク(Fahd Al-Mubarak)国務大臣は、「これほど多くの報道関係者を迎えることにより、2020年G20サミットの議長国となる上でサウジアラビアが果たす役割の重要性がより強調される」と語った。
また、今年度のサミットが直面する課題についても触れ、特にコロナウイルスについては、現在も克服すべく活発な議論が行われていると続けた。
王室顧問でG20サウジアラビア事務局のファハド・アル・ドゥニシ(Fahd Al-Tunisi)事務局長は、サウジアラビアのメッセージを伝える上でメディアの重要性を強調した。
G20独自の規定により、G20で行われる会議のすべてに報道関係者が入室できるわけではない。しかし、アル・ドゥニシ事務局長は、必要なリソース全てをオンラインや国際メディアセンターで利用可能にし、さらなる情報提供のため必要に応じてより多くの記者会見を開催すると述べた。