日本のNBKバンドによる魅力的な演奏で、フェスティバルは盛況のうちに幕を閉じた。
「日本人会、日本通商代表部、日本大使館が共催するジャパン・フェスティバルに、大勢のサウジアラビアの方々が今夜参加してくださったことを大変嬉しく思います。このイベントでは、武道や茶道といった伝統的なものから、VRアートのような現代的なものまで、日本文化のさまざまな側面が紹介されています。明日もこのイベントを開催しますので、より多くの方に来ていただけることを願っています」と日本大使はアラブニュース・ジャパンに語った。
また、本イベント中にステージでパフォーマンスを行ったVRアーティストのせきぐちあいみ氏は、インタビューの中で、サウジアラビアの芸術についてどう感じているか、その心理的な側面がいかに魅力的であるかについて語り、また、アル・ウラーを訪れ、史跡を訪問し、静かな砂漠の環境を肌で感じてみたいと述べた。
多くの来場者で賑わったフェスティバルでは、リヤド日本人学校の生徒たちによる和太鼓演奏から、武道、茶道のレクチャーやデモンストレーションまで、多くのステージパフォーマンスが行われた。
また、せきぐちあいみ氏による魅力的なVRアートパフォーマンスや、日本のヒット曲や『劇場版 呪術廻戦 0』のエンディングテーマ曲であるKing Gnuの『逆夢』をはじめとするアニメのテーマ曲のカバーを手がけるNBKバンドによる素晴らしい音楽パフォーマンスも披露された。
2日目にはスピーチコンテストが行われ、開始前に日本大使から参加者への挨拶が行われ、この地域の現状に大変心を痛めている旨が述べられた。
参加者は日本語でスピーチを行い、初級者部門は10名、上級者部門は9名が参加した。
リヤド日本人会の川本会長、文化省顧問のハリド・アルラシュード氏、リヤド日本人学校の岩出校長、岩井文男・在サウジアラビア日本大使という、サウジアラビアの日本人コミュニティで著名な4名が審査員を務めた。
初級者部門ではワディさん、上級者部門ではラハフさんがコンテストの優勝者となった。