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パレスチナ人詩人Refaat Alareer氏、ガザの空爆で死亡

Refaat Alareer氏がXで発表した詩「もし私が死ななければならないなら(If I must die)」は何万回もシェアされた。(提供)
Refaat Alareer氏がXで発表した詩「もし私が死ななければならないなら(If I must die)」は何万回もシェアされた。(提供)
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08 Dec 2023 05:12:17 GMT9
08 Dec 2023 05:12:17 GMT9
  • Alareer氏はガザのイスラム大学で英文学の教授を務め、シェークスピアなどを教えていた

ガザ:みずからの体験を英語で書くことを選択した若い作家たちのリーダーの1人であったパレスチナ人詩人Refaat Alareer氏がイスラエル軍の空爆で死亡したと7日夜、友人たちが語った。

「私の心は傷ついている。友人であり同僚のRefaat Alareer氏が数分前に家族と殺された」と、友人でガザの詩人Mosab Abu Toha氏はフェイスブックに投稿。

「信じたくない。私たちは一緒にイチゴを摘むのが大好きだった」

ハマス当局によると、イスラエルは7日夕方、ガザ地区北部でさらなる空爆を行った。

Alareer氏は、イスラエルが10月に地上攻撃を開始した数日後、当時激戦地だったガザ北部を離れないと語っていた。

「Refaat氏が殺されたことは悲劇的で、痛ましく、非道。残念でならない」と友人のアフメド・アルナウク氏はXに投稿。

リテラリーハブもウェブサイトで同氏を追悼し、作家でジャーナリストのラムジー・バルード氏は「Refaat Alareerさん、どうか安らかに。われわれは今日も、そして永遠にあなたの英知に導かれ続けるでしょう」とXに投稿。

ガザのイスラム大学で英文学の教授を務め、シェークスピアなどを教えていたAlareer氏は、ガザの作家に海外の指導者とペアを組ませ、彼らの体験を英語でつづる「We are not numbers」プロジェクトの共同創設者の1人でもあった。

同プロジェクトは、パレスチナ人若手作家によるガザでの生活記録『Gaza Writes Back』をまとめ、『Gaza Unsilenced』を出版。

イスラエル当局によれば、民間人を中心に約1,200人が殺害された10月7日のハマスによる攻撃後、イスラエルはガザで大規模な軍事作戦を開始。

ハマス保健省によれば、パレスチナ管轄地区全域に及ぶイスラエルによる激しい爆撃で17,100人以上(ほぼ民間人)が死亡した。

11月、Alareer氏がXで発表した詩「もし私が死ななければならないなら(If I must die)」は何万回もシェアされた。詩は次のように結ばれている。「もし私が死ななければならないなら、希望をもたらそう、物語にしよう」

AFP

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