• Game Onはスポーツエンタメ産業を専門とするサウジアラビアのブランドだ

ラハフ・ジャムビ

リヤド：サウジアラビアと中東地域初のスポーツ・エンタメセンターGame Onが、リヤドのイシュビリヤ地区にオープンした。

Geme Onのパートナー兼最高経営責任者（CEO）のイスラム・ガッサー氏はアラブニュースに対し、同ブランドは総合娯楽庁（GEA）の傘下にあると語った。

「私たちは、Battle KartとGame Onという2つのブランドを、スポーツエンタメとして融合させました。Battle Kartはベルギーのカートブランドで、『マリオカート』や『クラッシュ』など、私たちが子どもの頃に遊んでいたようなゲームをゲームセンターでリアルな体験に落とし込むという試みを行っている初のブランドです」

さらにガッサー氏は、「Game Onはサッカー、バスケットボール、ハンドボールなど8種類のスポーツを取り扱う、インタラクティブスポーツアーケードです」と説明する。

Game Onはスポーツエンタメ業界を専門とするサウジアラビアのブランドだ。同ゲームセンターのメインのひとつが『Battle Kart』となっている。現代の最新技術を用いた様々なスポーツゲームを取り揃えるほか、飲食コーナーも用意されている。

4Stepsはエンタメおよびスポーツ分野を専門とするサウジアラビアの企業で、GEAおよび投資庁の支援を受けており、初の店舗がリヤドのGame Onとなった。

政府当局からの支援を受けており、新興・中小企業のサポートや、すべての市民、住民、観光客に最高のエンタメ体験を届けることに強い熱意を持つ4Stepsは、ベルギーのBattle Kartを呼び込むことに成功した。Battle Kartは欧州に26の支店を構え、サウジアラビアと複数の都市に支店を開く戦略的パートナーシップに合意した。

同社はサウジビジョン2030に則り、独自のスポーツエンタメ体験を創造することを目標に掲げている。

BattleKartは世界で初めて、実際のカートレースにビデオゲームと拡張現実（AR）を融合させた。また、人気のモバイルゲーム『Snake』をベースにした『BattleSnake』、サッカーファン向けの『BattleFoot』、コース上を自チームの色に塗り合う『BattleColor』といったゲームが揃っている。1ゲームの参加料金は120サウジアラビア・リヤル（32ドル）で、12人のプレイヤーが15分間で4つのモードで競いあう。

ベルギー大使館の貿易・投資アドバイザーを務めるエイドリアン・ラクロワ氏は、今回の動きは、とりわけサウジアラビアの強固なビデオゲーム文化を考えれば素晴らしい投資だと述べた。

「サウジアラビアの人々はとてもゲームが好きなので、こちらに店舗を開くのは良い案だと思いましたし、サウジビジョン2030にも完璧に合致しています。サウジアラビア人の80%がゲーマーだと見積もっています。これはユニークかつ非常に規模の大きなエンタメであり、この国の顧客ベースに合っています」

ラクロワ氏は、外国企業がサウジ企業と同様の形で事業を行えるよう支援する役割を担っており、サウジアラビアとベルギー相互の投資を引き込むことを目標に掲げている。

ベルギー貿易促進庁とベルギー大使館は、来年3月3日から6日にかけて、リヤドで貿易ミッションを共同開催する。ベルギーとルクセンブルクからビジネス代表団が参加する。この国際貿易ミッションはテック企業に焦点を当てるものとなり、LEAP期間中に協定への調印が行われる予定となっている。

予約や詳細についてはこちらからbattlekart.com