マナール・エルバス

ドバイ：10日、ドバイで「Smiles of Japan（日本の笑顔）」というスローガンのもと、ドバイ日本祭り2023が開催され、ゲストは本物の日本の文化とおいしい食事を楽しんだ。

シェラトン・ジュメイラ・ビーチホテルで開催されたこの入場無料のイベントは、午後1時30分から8時30分まで行われ、参加者は日本関連のアクティビティ満載の一日を楽しんだ。

日本祭りの実行委員会委員長の松下忠広氏は、今年のスローガンについて、次のようにアラブニュース・ジャパンに説明した。「『日本』は平和、コミュニティ、絆を象徴していると考えており、私たちは、これらの言葉が「笑顔」という言葉で表現されていると結論づけました。『笑顔』は平和と調和を表します。それがこのイベントの重要なキーワードです」

「コミュニティがより大きくなり、日本の『笑顔』がたくさん見られるように、私たちはできる限りの貢献をしたいと思っています」と彼は付け加えた。

今年は、日本からのゲストだけでなく、モバイル・イベント・ガイドなど、参加者のイベント体験を向上させるための様々な変更が加えられた。昨年は、日本・UAE外交関係樹立50周年を記念して開催された。

入場の際、参加者は「うちわ」として知られる、日本祭り公式デザインの日本の扇を受け取った。デザインした2人の日本人学校の生徒で、日本とアラブの文化を紹介する華やかなデザインが評価され、後に表彰された。

様々な日本食レストランがそれぞれ屋台を出し、参加者が楽しめる、美味しい日本食を提供した。また、複数のショップが358円からの割引価格を設定し、より多くの客を呼び込んだ。

さらに、参加者は、日本の化粧品会社である資生堂のスキンケア製品を試すチャンスもあった。1872年創業の資生堂は、日本を代表する美容ブランド、かつ日本で最も有名なスキンケアブランドのひとつである。中東地域では、ドバイのモール・オブ・ザ・エミレーツに1店舗を構えている。

資生堂の地域マネージャー、梅林さおり氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、資生堂が日本祭りに参加するのは今回が初めてだと述べた。彼女はアラブニュース・ジャパンに対し「日本文化に興味のある方々に日本の製品を紹介できるのはとても嬉しいことです」と語った。

「資生堂ブランドが中東に進出してしばらく経ちましたが、ブランドの認知度はまだまだです。ですから、今日はお客様と大いに交流できればと思っています」と彼女は付け加えた。

ブースでは、来店客に無料の製品サンプルと商品割引券を配布した。また、資生堂の担当者はスキンケアに関する教育的なアドバイスも行った。

「中東では、メイクアップやフレグランスとは異なり、美容に関してスキンケアはそれほど優先されていません。私たちは製品だけでなく、美容についても啓蒙していきたいと考えています」と梅林氏は語った。

フェスティバルの第一部では、日本人学生による「ソーラン節」（別名「南中ソーラン」）などの日本の伝統舞踊が披露された。この曲は、ニシン漁に出る漁師の旅を歌った舟唄である。その後、来場者たちは盆踊りに参加した。

また祭りの第一部では、マグロ解体ショー、カラオケ大会、日本の武道ショーなども行われた。

祭りの第2部は午後5時30分から開始され、音楽のパフォーマンス、コスプレショー、日本の伝統舞踊である「日本舞踊」が披露された。