Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

日本の女性たちが初めてはだか祭りに参加

観客席で見ていた多くの女性たちは感激し、勇ましい女性たちに感謝と拍手を送っていた。(ロイター)
観客席で見ていた多くの女性たちは感激し、勇ましい女性たちに感謝と拍手を送っていた。(ロイター)
Short Url:
26 Feb 2024 09:02:44 GMT9
26 Feb 2024 09:02:44 GMT9

アラブニュース・ジャパン

中部地方の国府宮神社で1,250年もの間続いてきたはだか祭りに、今年は大きな変化があった。

男たちがもみ合う中、初めて女性グループも男性中心の祭りに参加した。

はだか祭りでは、男たちが厄払いをし、神社で幸福を祈願する。玉腰厚子さんは、代々国府宮はだか祭に携わってきた家系だが、女性が参加するという発想はなかったという。

BBCによると、玉腰さんはこう語っている。「この祭りには、女性が男性のサポートに回っていつも懸命に働いてきたという背景があるのです」

女性の初参加を歓迎する声が多い一方で、賛成しない声もあったと玉腰さんは言う。

「(私たちが参加することを)心配する人もたくさんいました。『男の祭りで女が何をしているんだ?』とか、『これは男の祭りで、厳粛なんだ』とか」

女性は「法被」と呼ばれる紫色の長い衣をまとい、男性のふんどしとは対照的に白い短パンをはいて、捧げ物の笹竹を運ぶ。

しかし、彼らは神社に殺到する男たちや、「神男」に触れるために互いの上によじ登る行事には加わらなかった。伝統的に、神男に触れることは悪霊を追い払うことを意味する。

女性は2列に並び、赤と白のきれを巻いた長い笹竹を運んでいた。

玉腰さんが列を先導し、笛を吹きながら「わっしょい、わっしょい」と皆で声を合わせる。

そして、国府宮神社の境内に入り、男たちと同じように冷たい水を浴びせられる。

女性たちは捧げ物を奉納した後、二礼二拍手一礼の伝統的な拝礼で儀式を終えた。

観客席で見ていた多くの女性たちは感激し、勇ましい女性たちに感謝と拍手を送っていた。

topics
特に人気
オススメ

return to top