アミン・アッバース　ドバイ

世界コスプレサミットUAE予選がドバイの中東フィルム・コミコン2020で開催され、優勝チームは今夏日本で開催される世界コスプレサミット・チャンピオンシップに出場する。

主な賞は、「大乱闘スマッシュブラザーズ」、「ファイナルファンタジー」、「僕のヒーローアカデミア」の3つのコスプレ・チームの間で競われた。

各チームがステージ上でパフォーマンスを行い、コスプレをしているキャラクターを正確に表現しようとした。

ピーチ姫とロゼッタで構成された、ビデオゲーム・シリーズの「スーパーマリオブラザーズ」チームが1位になった。

ロゼッタのコスプレをしたソフィア・ジャワッドさんは、「ピーチ姫のコスプレをした友人のチェリーが1カ月前に一緒に大会に出ようと言ってくるまで、私は大会に参加したくありませんでした。コスプレ衣装や寸劇動画を一生懸命仕上げて、本番に間に合わせなければなりませんでした」と話した。

「大会では、楽屋にボランティアがいないといった課題もいくつかありましたが、全体的には大会でのパフォーマンスにみんな満足していました」と彼女は付け加えた。

「私は世界コスプレサミット2017に参加しましたが、何も用意されていませんでした。私たちは自分でビザや航空券、ホテル代を払わなければならず、UAEの主催者はその時誰も一緒にチャンピオンシップに来てくれませんでした。だから今年は全ての準備をして、この夏に日本で開催される世界コスプレサミットを存分に経験するのを楽しみにしています」とジャワッドさんは述べた。

世界コスプレサミットの創設者でCEOの小栗徳丸氏は、「今年の世界コスプレサミットUAE予選のレベルは平均を上回っていました。世界コスプレサミット・チャンピオンシップでは、より多くの才能あるコスプレイヤーを集めたかったです。今の人数では、世界中のコスプレイヤーに向けたこの特別なイベントを楽しみにしているファンを満足させるのに十分ではないので」と話した。

中東フィルム・コミコンのマーケティング責任者でコミュニティー管理者のAyman Akaily氏は、「今年のコスプレ大会は、目を見張るような体験で、人々は情熱を注いでいますが、より良いコスプレ経験を目指してUAEにいる人材を育成するために改善すべき点がまだたくさんあります」と述べた。

「今年の世界コスプレサミットUAE予選は、コスプレ衣装とパフォーマンスに対する献身と情熱の点で昨年よりも優れていました。数年のうちに世界コスプレサミットの予選に参加する人材が増えるのを楽しみにしています」

世界コスプレサミット・チャンピオンシップ2020は7月25日から8月2日まで名古屋市の愛知芸術文化センターで開催される。