ベニス/ロンドン: サウジアラビアのバドル・ビン・アブドゥッラー・ビン・ファルハーン文化大臣兼アル・ウラー王立委員会総裁がイタリア公式訪問を終えた。
サウジアラビアのバドル・ビン・アブドゥッラー・ビン・ファルハーン文化相は、訪問期間中、イタリアの著名な文化人と議論を交わし、両国の協力関係の強化と文化交流の促進を図った。
訪問中、サウジアラビアの大臣はイタリアのジェンナーロ・サンジュリアーノ文化大臣と会談した。
両者は、両国間の協力を強化し、文化交流を深めるための戦略について話し合った。
二人は、遺産保護、ファッション、音楽、美術館の展示、建築の革新、デザイン、視覚芸術など、多様な分野で2023年に展開された注目すべき文化的イニシアティブやプロジェクトを賞賛した。
今週の訪問中、バドル王子はアルセナーレ・センターで開催されている第60回ヴェネツィア・ビエンナーレのサウジアラビア館を訪問し、マナール・アルドワヤンの「Shifting Sands: A Battle Song 」が展示されていた。
アルドワヤンの作品は、公共圏におけるサウジアラビア女性の進化する役割と、彼女たちの物理的空間とそれを取り巻く物語の両方を再定義する努力を照らし出している。
バドル王子はまた、「ランド・アートの旅」を探求した。この展覧会は、サウジアラビアの文化的・歴史的に豊かな地域であるアル・ウラー(AlUla)を紹介するものである。
また、アグネス・ドゥニ、マイケル・ハイザー、アーメド・メーテル、ジェームズ・タレルの展示と並んで、アルドワヤンの作品が紹介され、写真やビデオによるプレゼンテーションも行われる。
展覧会は4月30日まで開催され、ランド・アート、公共空間におけるアート、来館者の体験、美術館のキュレーション、アートと考古学の相互作用といったトピックに関するディスカッション・パネルが開催され、さまざまな視点が提供される。