
ドバイ:6月14日にNetflixでリリースされる3DCGアニメーション長編映画「ウルトラマン:ライジング」は、東京が怪獣の襲来によって脅かされ、野球のスター選手であるサトウ・ケンがウルトラマンとなるために故郷に戻る姿を描く。
ウルトラマンはすでに国際的なポップカルチャー現象であり、1966年の日本のテレビシリーズ「ウルトラQ」以来、長年にわたってさまざまな媒体で数え切れないほどのリブートや続編が公開され、ファンの人気を集めてきた。
エミー賞受賞アーティストであり映画監督でもあるシャノン・ティンドルは、中東のアラブニュースとの独占インタビューの中で、「ウルトラマン:ライジング」制作の決断に幼少期がどのように影響したかを語っている。
「子供の頃、両親と一緒に床に座ってカンフー映画やゴジラ、そして何よりもウルトラマンを見るのが大好きでした。そびえ立つ怪獣と戦うスーパーヒーローのイメージは、私の脳(と心)に永遠に焼き付き、やがてこの映画のインスピレーションとなりました」と語った。
この映画では、身長35フィートの火を噴く怪獣の赤ん坊を養子に迎え、邪悪な外敵から守る、スーパーヒーローが登場する。
「家族は常にウルトラマンのテーマの一部でしたが、我々はこれまでにない方法で親というものを示しています。驚異的なパワーを持ちながら、子供に圧倒されるのはどんな感じだろう?その経験を共有することは、深く感情的で、信じられないほど面白いことなのです」とティンドルは説明した。
ケンタッキー出身のこの監督兼脚本家は、尊敬を集める日本のフランチャイズの次のステップを作るという責任について、軽く考えていたわけではないと言う。
「日本、そしてアジア中の人々にとって、彼はスーパーマンやスパイダーマンよりも大きな存在なのです。私たちのゴールは、人々が互いにどう関わるかから、家や看板がどう見えるかまで、日本人が映画の中に自分たち自身を見ることでした……私たちは、才能ある映画監督で文化コンサルタントの吉田真由美氏の協力を仰ぎました。
VFXスーパーバイザーのヘイデン・ジョーンズとアニメーション・スーパーバイザーのマチュー・ヴィグは、漫画やアニメから美的インスピレーションを得たという。ザ・ラップの評論家ラファエル・モタマヨール氏は、この作品を「目を見張るほど印象的なスタンスとショットを特徴とする作品」と評した。