ジェッダ:サウジアラビアのロッカー、ウェイスト・ランドは土曜日、世界最大のヘヴィ・メタル・フェスティバルであるヴァッケン・オープン・エア2024に、王国から初めて出演したバンドとして歴史を刻んだ。
ボーカルのEmad Mujallid、ギタリストのAyman Al-GhamdiとAhmed Khoja、ベーシストのMahmoud Al-Tayeb、ドラマーのTameem Helmiは、ステージに上がるとサウジアラビアの国旗を掲げ、ド迫力のセットに入った。
ジェッダのドイツ総領事エルツェ・アデルホルド氏も、世界中から集まった数千人のメタルヘッズの中にいた。
「ステージに立ち、世界最大のメタル・フェスティバルでヘヴィ・メタル・ファンの観衆の前で演奏する……しかもサウジアラビアの代表として正式に演奏する……それは本当にユニークな経験で、忘れられない瞬間でした」と、(ギタリストの)アル・ガムディはドイツ北部の小さな町ヴァッケンからアラブ・ニュースに語った。
「20年たって、世界最大のメタル・フェスティバルに出演するチャンスは、一生に一度のことです」
バンドは、5月にジェッダで開催されたWacken Metal Battle Middle East 2024で、他の5グループの挑戦を退けて優勝し、演奏する権利を得た。
このような大観衆の前で演奏することがどのようなものであったか、アル・ガムディは次のように語った: 「興奮と緊張と誇りが入り混じっていました。最初は圧倒されたけど、ステージに上がってからは楽になりました」
「私たちは、できる限りのパフォーマンスをして舞台を楽しんだけど、知らない人たちから受けた好意的な反応は予想していませんでした」
「彼らの多くは、私たちがサウジアラビア出身であることにとても驚いていました」
「サウジアラビアはヘヴィメタルのメッカとして知られていないため、ワッケンで演奏することはWasted Landにとって「名誉」であり、「サウジアラビアが提供するものを披露する」チャンスだった」、とアル・ガムディは語った。
「ワッケン・オープン・エアーで演奏して、たとえ優勝できなかったとしても、そこで演奏できたことだけでも感謝している。世界最大のメタル・フェスティバルで、サウジアラビアの代表として全力を尽くせたことを誇りに思います」
2024年のフェスティバルのラインナップには、ザ・スコーピオンズ、アモン・アマース、イン・エクストレモ、ブラインド・ガーディアン、ビースト・ブラックなども含まれていた。