リヤド:レバノンのアイコンであるエリー・サーブが水曜日の夜、リヤドでランウェイショーに加え、ジェニファー・ロペス、セリーヌ・ディオン、ハル・ベリーがステージに登場し、レッドカーペットのスターやステージ上のパフォーマーよりも輝いていたのはランウェイ上のドレスだけだった。
エリー・サーブ45周年を記念し、ショーは中東の民話集「1001の夜」へのオマージュである「1001 Seasons of Elie Saab」をテーマに、300のデザインが展示された。
元フランス版『ヴォーグ』編集長のカリーヌ・ロワトフェルドがランウェイの全ルックをスタイリングした。
ロペス、カミラ・カベロ、ナンシー・アジュラム、アムル・ディアブ、そして伝説的なセリーヌ・ディオンがエリー・サーブを祝してステージに登場し、ゲストたちはサプライズを受けた。
ショーのオープニングを飾ったのは、ハリウッド女優のベリーだった。彼女が2002年に初めてオスカーを受賞し、黒人女性として初めて主演女優賞を受賞したときと同じエリー・サーブのガウンを着て登場したのだ。
ショーに先立ち、ベリーはレッドカーペットで、サーブとの直接の対面は今回が初めてであることを語っていた。「22年間、切っても切れない縁で結ばれているこの人にやっと会えて、ハグしてありがとうと伝えることができたのは、私にとって今回の旅のハイライトでした」
ゼンデイヤ、アーニャ・テイラー・ジョイ、ベラ・ハディッド、セリーヌ・ディオンといったハリウッドのA-リスターのスタイリングで知られるセレブリティ・スタイリストのロー・ローチは、アラブニュースの取材に対し、エリー・サーブの時代を超越する能力について語った。
「エリー・サーブは、その服が何世代にもわたって受け継がれ、再解釈できる数少ないクチュリエの一人である。」
「もしかしたら、誰かがそのドレスで結婚式を挙げたかもしれないし、何世代も先の孫娘が同じドレスで結婚式を挙げるかもしれない」
このスペクタクルは、サーブの作品を頻繁に着用しているロペスのパフォーマンスで始まった。最初のデザインは、彼のほとんどのデザインで特徴的なクラシックなクリスタルをあしらった黒と白のドレスの数々だった。
シンガーソングライター、カミラ・カベロの助けを借りて、ピンクとグリーンの異なる色合いのドレスがステージ上でライトアップされた。このセクションでは、庭園をテーマにしたような演出がなされ、自然界の美しさと女性の美しさが相互に結びついていることが詳しく説明された。
物語はシルバーとブルーの章へと続き、エリー・サーブのレバノンの伝統にもちなんだレバノンの歌姫ナンシー・アジュラムが登場し、エジプトのスター、アムル・ディアブが続き、観客はアラブ文化に触れた。
「エリー・サーブという名前は、自己紹介をしているようなものだ。エリー・サーブを着ると、鏡に映る自分をよく見るようになり、より美しく見えるのです」とアジュラムはパフォーマンス前に語った。
「レバノン人のクリエーターが栄誉を受けるにふさわしく、大成功を収め、彼の中に私たち自身を見ることができるのも嬉しい」
ショーはディオンによるショーケースで締めくくられ、ディオンはエモーショナルで力強いパフォーマンスを披露し、会場全体を沸かせた。
「初めてここ(リヤド)に来ることができて、夢が叶ったような気分」とディオンは語った。
「彼(エリー・サーブ)の寛大さ、彼の才能、何年も何年も彼のドレス、彼の才能を身にまとってきたから」
エリー・サーブのCEOであるエリー・サーブ・ジュニアは次のように語った: 「リヤドの中心で、ハイファッションの国際的なイベントをどのように創り上げるか、私たちはずっと考えてきました。リヤドだけでなく、全世界、そしてファッション業界全体にとって、唯一無二のイベントだと信じています」