
東京:日本のテーマパークで販売されていたハリー・ポッターの剣のレプリカが、本物すぎて武器取締法に抵触する可能性があるとして、ワーナー・ブラザース・スタジオ・ジャパンとメディアが回収を発表した。
回収の対象となったのは、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちの1人にちなんで名付けられたゴドリック・グリフィンドールの剣の「本物そっくりの再現」である。
同社の声明によれば、3万円(200ドル)のレプリカに「流通上の問題」があったという。
しかし日本のメディアは、捜査当局がこの玩具を刀剣類所持等取締法違反の可能性があるほど鋭利な刃物だとみなしたと報じている。
このレプリカは、壮大な魔法物語の世界に浸れる東京のスタジオパーク「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で販売されていた。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とワーナー・ブラザース・スタジオ・ジャパンは声明で述べた。
銃規制の厳しい日本では、凶悪犯罪は稀である。
しかし、2022年に安倍晋三元首相が暗殺された事件を含め、刺傷事件や発砲事件は時々起きている。
剣を手放さなければならなかったハリー・ポッターファンは、ソーシャルメディアにその悲痛な思いを綴った。
この別れは「悔しい」「とても悲しい」と、あるファンはソーシャルメディア・プラットフォームXに書き込み、こう付け加えた: 「自主回収に同意した真のグリフィンドールの仲間たち、同情するよ」
「一度、一生大切にすると心に誓ったグリフィンドールの剣を警察に引き渡したところだ 」と、別のファンはXに書き込んだ。
「処分されるまで、大切に扱ってくれると信じている」
AFP