
ドバイ:2025年に登場する注目のゲームを紹介する。
『グランド・セフト・オートVI』
ロックスター・ゲームズのオープンワールドアクションアドベンチャーシリーズは、そのメディアを超越したクリエイティブな作品のひとつとなっている。そのため、「GTA VI」のリリースは、2025年におけるゲーム界最大の出来事となる可能性が高い。ソーシャルメディアを熱狂の渦に巻き込み、ニュースのヘッドラインを飾る可能性も高い。その予告編はすでにYouTubeのミュージックビデオ以外の記録を塗り替え、12時間で4600万回、2日で1億100万回の再生回数を記録し、トム・ペティの「Love Is a Long Road」のSpotifyでのストリーミング再生回数が急増した。このゲームでは、シリーズ25年ぶりに女性主人公が登場する。ラテン系の女性ルシアと、彼女のパートナーである男性が、架空の国レオニダ(マイアミをモデルにしたバイスシティを含む)周辺の法執行機関の追跡をかわしながら、南米にも足を踏み入れる。非道徳的/不道徳なアクションとポップカルチャーのパロディ(ソーシャルメディアの影響力者は明らかに主要テーマである)のいつものブレンドと、何週間も夢中にさせるゲームプレイを期待しよう。
『アサシン クリード シャドウズ』
ユービーアイソフトのアクションアドベンチャーフランチャイズの14作目となるこのゲームは、長い戦国時代の終わりにさしかかった16世紀の日本を舞台としている。「アサシン クリード」シリーズではステルスが重要な要素となっているため、忍者を登場させるのは自然な流れであり、実際、「シャドウズ」の2人の中心人物の1人は女性忍者であるナオエである(このゲームのステルス要素も大幅に改良され、歓迎すべきアップグレードが施されている)。もう1人はヤスケという名のアフリカ人侍で、同名の歴史上の人物からインスピレーションを得たと思われる。プレイヤーは、平和と自由を求めるアサシン教団と、支配によってのみ平和が達成できると信じるテンプル騎士団との、数千年にわたる対立に再び巻き込まれることになる。フランスのパブリッシャーにとって困難な1年を経て、このタイトルには多くの期待が寄せられている。
『ホビット庄の物語 ~指輪物語の世界から~』
J.R.R.トールキンの『指輪物語』を原作とするゲームは、当然ながら、善と悪の壮絶な戦いに焦点を当てた、不吉で暴力的な内容であることが多い。そこで、Take-Two Interactive Softwareのこの人生シミュレーションゲームは、新鮮な変化をもたらすだろう。プレイヤーは、中つ国ののどかな一角をできるだけ居心地良く、家庭的な場所にするという大きな責任を負うことなく、ホビット族の一員としてプレイすることができる。森で食料を調達したり、澄み切った湖で魚を釣ったり、ガーデニングをしたり、町の人々と取引をしたり、仲間たちに料理を作って友情を深めたりすることができる。
『Death Stranding 2: On the Beach』
ゲームデザイナーの小島秀夫氏は、ゲーマーたちの銀河系で最も有名なスターの一人である。コナミで「メタルギア」のクリエイターとして名を馳せた後、自身のスタジオであるコジマプロダクションを立ち上げ、2019年にジャンルを超越したスローペースの壮大な叙事詩「デス・ストランディング」をリリースした。このゲームでは、プレイヤーの大半の時間は、終末後の山岳地帯を歩き回って孤立したコミュニティに小包を届け、崩壊したキラルネットワーク(つまりインターネット)を再接続しようとする時間に費やされる。物流のスキルが不可欠だった。誰にでもできる仕事ではないが、それに打ち込めば、大きなやりがいと驚くほどの感動が得られる。このゲームのリリース直後に到来した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックで世界的に感じられた孤立感との比較は避けられず、木島氏は続編でその点に焦点を当てたと伝えられている。続編にも豪華キャストが再び集結している。ノーマン・リーダスとレア・セドゥが主人公サム・ブリッジスと相棒フラジャイル役で再登場し、エル・ファニングも加わる。
「ライク・ア・ドラゴン: ハワイの海賊ヤクザ」
アクションアドベンチャーゲーム「ライク・ア・ドラゴン」シリーズの最新スピンオフ作品では、記憶を失った元ヤクザの人気キャラクター、ゴロー・マジマが、自分の海賊船と乗組員を率いることになる。彼は、昨年発売された人気作「Infinite Wealth」の舞台となったホノルルを含むハワイ周辺の島々で、伝説の隠された財宝を追い求める。このゲームには、シリーズおなじみの格闘スタイルに加え、海戦も含まれている。また、カラオケなど、いくつかの人気ミニゲームも復活している。