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オマーンのアーティストFaji、日本文化から着想をえたオリジナル漫画を制作

SNS上でFajiやFJの名でも知られるFatima J. Al-Lawatiさんは、オマーンのデジタルアーティストでイラストレーターだ。(提供)
SNS上でFajiやFJの名でも知られるFatima J. Al-Lawatiさんは、オマーンのデジタルアーティストでイラストレーターだ。(提供)
SNS上でFajiやFJの名でも知られるFatima J. Al-Lawatiさんは、オマーンのデジタルアーティストでイラストレーターだ。(提供)
SNS上でFajiやFJの名でも知られるFatima J. Al-Lawatiさんは、オマーンのデジタルアーティストでイラストレーターだ。(提供)
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08 May 2020 01:05:44 GMT9
08 May 2020 01:05:44 GMT9

Amin Abbas Dubai

SNS上でFajiやFJの名でも知られるFatima J. Al-Lawatiさんは、日本文化の様式にインスピレーションを受けたデジタルコミックやイラスト、キャラクターデザインを制作するオマーンのアーティストだ。

Al-Lawatiさんは芸術、とくに漫画の技法を学ぶ機会には恵まれなかったという。だが家の壁にアニメのキャラクターを描いていた幼少期の頃から抱いていた漫画への彼女の愛と情熱は、日に日に増していった。

Al-Lawatiさんは言う。 「幼いころ、外国のチャンネルでセーラームーンのアニメシリーズを観たり、国内やアラビア語圏で放送されていたアラビア語吹替のアニメを観たりしていたときから、アニメはいつも私の想像力を刺激する存在でした」

「それ以来、私はアニメにハマってしまいました。その後、私はインターネットを通じて日本の漫画について知りました。今までで一番好きなアニメ・漫画は『黒執事』、『青の祓魔師』、『黒子のバスケ』、『セーラームーン』ですが、他にもたくさんあります」と彼女は付け加えた。

Al-Lawatiさんは日本を訪れたことはないが、アニメや日本のドラマを通じて日本の文化について学んだという。

「〔日本文化を〕日常生活の中に取り入れるようにしています。家で料理をしたり、日本料理店を訪れたりして、つねに日本食を探しています」

Al-Lawatiさんは日本語を学び、日本語を使って暮らしたいと考えていたことがあると説明した。また伝統的な日本のファッションにも非常に魅力を感じると語った。

オマーンの漫画家である彼女は、2004年に漫画の制作をはじめた。おとぎ話や小説を書いて、物語の登場人物のキャラクターをデザインするのが好きだった。また、それらのストーリーをもとに短編を書いたりしていた。

Al-Lawatiさんは述べた。「当時、私はインターネットでひたすら漫画を検索して、基本的な技術や様々なパターンが身につくまで、漫画の技法を学習しました。2015年には手はじめに『Black Night Symphony』という題名で、夢だった初の単行本を出版しました。たくさんの読者に恵まれ、オマーン国やアラビア湾で人気作となりました。好調が続き、2017年に、2冊目の単行本出すことができました。今はこの調子で、同じ世界観を共有した漫画シリーズを出版したいと考えています。メインの漫画の『Black Night Symphony』は魔法がテーマで、不思議なストーリーにコメディータッチのシーンを交えた作りになってます」

「2015年にはメインの物語に並行して、おとぎ話の『赤ずきんちゃん』に着想をえたサイドストーリーを制作し、読み切りとして出版しました。『Black Night Symphony』のキャラクターも何人か登場します」と彼女は付け加えた。

またAl-Lawatiさんは、日本大使館の要請を受け、2020年の東京五輪用にフルカラーの漫画を手がけている。

制作を進めるにあたって直面する課題について、Al-Lawatiさんは次のように述べた。 「『Black Night Symphony』の漫画を制作するにあたってたくさんの課題に直面しましたが、それらは三つの段階に分けられます。ひとつめの段階は、テンポのよい、きちんとして筋書きを書くことです。物語のテーマにあったキャラクターをデザインしなければなりません。最初のほうはペンと紙を使う伝統的なやり方で制作に取りかかっていたので、画材を調達するのも大変でした。その後デジタルアートについて勉強して、一からやり方を変えました。デジタル機器を購入するのはとても大変でした。私の国では手に入らないものでしたし、私は当時まだ学生だったからです」

また彼女は、目指すべき画風についても頭を悩ませたという。

「当時の私の画風はまだ発展途上でした。今でも毎日のように新しい漫画制作の技術を吸収しています」と彼女は語った。

「制作を終了したあとも課題に直面しました。出版社を探したのですが、適切な費用で本を出版してくれるいい出版社が見つからなかったのです」とAl-Lawatiは述べた。「高品質の良心的な印刷業者を探すのはとても手間がかかることでした。それから本を売り込むのもとても大変でした」とも付け加えた。

今後のプロジェクトについて聞かれたAl-Lawatiは次のように語った。「次のプロジェクトは、『Black Night Symphony』の漫画の第3巻を出版することです。ただ、新しいプロジェクトにも取りかかっています。今年のはじめに出版される予定でした」

Al-Lawatiさんは国内外のいくつもの賞を受賞している。2012年と2013年には、オマーン国で開かれた文化芸術コンクールで1位を獲得した。

また彼女は2015年のBehance Muscat芸術大会で2位を獲得した。サウジアラビア国のリヤドで開催されるアラビア湾のアーティスト向けの漫画制作大会では、2017年と2018年に1位を獲得している。

以上に加えて、2018年にはAl Maraa Excellance賞の芸術部門で1位を獲得しただけでなく、同部門のレディー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

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