
【バンコク時事】タイのバンコク芸術文化センターで6日、原爆展が9日までの日程で始まった。被爆者が当時の様子を描いた絵などを展示。訪れた市民は惨状に驚きながら平和を祈った。
被爆直後の広島と長崎の写真を見ていた男子大学生ソーンさん(24)は「被害の大きさと深刻さを目の当たりにし、心を揺さぶられた。二度と繰り返してはならない」と力を込めた。
会場では広島で被爆し、病床で折り鶴を作り続けた佐々木禎子さんを題材にしたアニメを上映。女子大学生カニターさん(22)は「禎子さんが気の毒。原爆がこれほど大きな被害を人にもたらすとは知らなかった」と涙ぐんだ。
JIJI Press