


島口哲朗は50歳の日本人であり、かむゐを創設したサムライアーティストである。
埼玉県出身
ファリス・アルシュド・リヤド
島口哲朗はサムライアーティストとしての自分の仕事、そしてサムライアーティストグループ「かむゐ」リーダーとしての役割についてアラブニュースに語った。
島口はこれまで、映画「キルビルVo.1」に出演・殺陣指導・振り付けに関わる等、世界で活動してきた。
島口はマーシャルアーツとパフォーミングアーツを融合し、日本の形式美と無形の精神性を究めるオリジナルサムライメソッド「剱伎道」を2012年に創設し、日本はもちろん、イタリア、チェコで道場を展開している。
島口はイタリアのフィレンツェで2018年にアジア人として初めて文化芸術賞を受賞している。
島口は会津若松市と福島県の観光大使も務めており、「サムライ」を日本文化・芸術の構成要素として世界に広め続けたいと述べた。
島口は日本大学芸術学部を卒業し、1998年に形式美と芝居と武術を一体化させたパフォーマンスグループ、かむゐを結成した。
島口はアラブニュース・ジャパンに対し、日本の伝統と結びついているサムライアートについて語り、サムライとして生きることについて、また、規律正しい人生を生きることが文化、芸術、人生をより良い方向へ導いていくことになるのだと語った。
また、島口はサムライとは戦士であるだけではなく、文化的な人物であることを強調した。
「私は自分を鍛錬して、より良く人生を生きるためのコミュニケーションスキルを向上させてきたと思っています」と島口は言った。
島口はいつ、どこでサムライアーティストとしてデビューしたかについても語ってくれた。
大学で殺陣を学び、卒業後は伝統芸能である歌舞伎の舞台を経験した。
同時に、島口は古流剣術の流派である新陰流のメソッドを学び、空手などの武術も身に付けた。
公式にサムライアーティストとしてのキャリアをスタートさせたのは1998年東京でのショーである。
2017年より島口は福島復興をPRする動画の制作に携わり、この土地に生き続けるサムライ精神を世界の人々に伝えてきた。
動画では、東日本大震災を経た福島が、現在はとても良い状態になり、サムライ精神が今も生きていることを伝えている。
2019年の撮影では、島口は海外から彼の生徒や多くの人々を招待した。
「SAMURAI CITY」としても知られる会津若松市は城、自然、温泉、そして美味しい食べ物があり、観光地として非常に魅力があるのだと島口は述べた。
加えて、福島が山に囲まれて空気が澄んでおり、観光客がコロナウイルス対策をきちんと取っていれば、楽しい旅行もできると島口は教えてくれた。
島口は、あらゆる年齢、ジェンダー、国籍の、日本語および英語読者に対するメッセージとして次のように語っている。
「世界の未来のために文化交流がしたい、そしてまた中東に行って福島で撮影したような動画をあなた方の国でも作りたいのです」
島口は日本を訪れる人々を歓迎したい、そして日本の美を楽しんで欲しいと締めくくった。