

アラブ・ニュース
ジッダ――サウジアラビアのディルイーヤで今月に開かれるABB FIAフォーミュラE選手権では、独自動車メーカーを代表する“ビッグ4”であるアウディ、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、BMWが一堂に会し、異例の24台による力強いレースを展開する。
このレースでは、車のビッグネームであるポルシェのチームが30年超ぶりにシングルシートの自動車レースに復帰して同選手権に参入したことにより、世界初となる4社の直接対決が実現する運びとなっている。
11月22,23の両日、サウジのユネスコ世界遺産地区で行われるこの象徴的なサーキットでは、全部で12チームが覇を競う。選手権はこれで6シーズン目に入る。
レースには独4社のチーム(アウディ・スポーツ・アプト・シェフラー、BMW i アンドレッティ・モータースポーツ、メルセデス・ベンツEQ、タグ・ホイヤー・ポルシェ)のほか、英国のデュオであるエンビジョン・バージン・レーシングとパナソニック・ジャガー・レーシングも参戦する。
世界各地から集結する他の出場6チームには、米国のロサンゼルスに拠点を置くGeoxドラゴン・レーシング、中国主導のNio 333(中国人が参加)と現チームチャンピオンのDS・テチーター、そして日本のニッサンe.damが含まれる。このほか、インドのチームであるマヒンドラ・レーシング、モナコのヴェンチュリー・レーシングも参戦する。
ヴェンチュリーは、ブラジルの元F1ドライバーのフェリペ・マッサが主力ドライバー。マッサは、テチーターのジャン=エリック・ベルニュからのドライバーズチャンピオンシップ奪取を目指す。