ウィリアム・マラリー

ドバイ：多くの人が今年最も期待する映画公開前に、ワンダーウーマンが火曜日の夜、ドバイのバージ・カリファを占拠した。この日はアラブ首長国連邦とサウジアラビアの両方で、映画『ワンダーウーマン1984』が劇場公開される2日前であった。

ガル・ガドット氏、クリス・パイン氏、クリステン・ウィッグ氏の3人の俳優が、世界で最も高いビルに映し出され、この日イベントのためだけに制作された独創的な映像体験の一部として登場した。1980年代を舞台したこの映画では、80時代の美学を反映した静的なグリッチ効果を使用しており、これは映画の予告編映像でも取り入れられている。

برج خليفة يضيء احتفالاً بإطلاق فيلم
Wonder Woman 1984
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— Burj Khalifa (@BurjKhalifa) December 15, 2020

ガドット氏は、バージ・カリファへの出演に先立ち、この特別なイベントについてアラブニュースに語った。

「とても興奮してます！写真を撮って送ってください。実際どう見えるかを表したモデルを見たのですが、信じられません。本当にとても光栄です」とガドット氏はアラブニュースに語った。

また、ガドット氏はこの象徴的な建造物に投影される機会を与えてくれたドバイの人々に感謝の意を表し、行くことが可能になればすぐにUAEを訪れたいとの意向を示した。

「私は（ドバイに）行きたいと思っています。よいお年をお迎えください。皆さんの健康と幸せを祈っています 」とガドット氏は語った。

ガドット氏はまた、世界中の若い女の子にとって強さと道徳的な勇気の両方を投影する女性のロールモデルであるこの役の文化的な重要性について強調した。例えば、ワンダーウーマンのようなヒーローがバージ・カリファに投影されることで、その映像を見上げている若い女の子たちは、自分たちが何になれるかに制限はないことを知ることができる。

「私はこの映画の力を実感しました。何かを見て自分はそれになれると信じると、実際にそうなれるということを私は心から信じています。（小さい頃）こんなに強い女性達の役に触れる機会はありませんでした。今、私はこれらの強い女性達が私の娘たちや、男の子、男性、そして様々な人々にどのように影響を与えているか目の当たりにしています。それは大変影響力があり、力強いものです。そしてその一部になることができ、感謝の気持ちでいっぱいです」とガドット氏は語った。

バージ・カリファに投影された映画『ワンダーウーマン1984』の予告編ではジョー・ブランカーンバーグ氏による「彼はマゼラン・マトリックス」と題されたテーマ曲が使われているものの、映画音楽自体はアカデミー賞受賞作曲家であるハンス・ジマー氏が手掛けている。

ジマー氏は、2017年の映画『ワンダーウーマン』第1作目を手掛けた作曲家ルパート・グレグソン・ウィリアムス氏の後任として就任した。ジマー氏はDCコミックスの世界で長い経歴を持ち、クリストファー・ノーラン監督による映画『ダークナイト・トリロジー』全作、『マン・オブ・スティール』（2013年）、そしてガドット氏がワンダーウーマンとしてデビューした作品としても知られている『バットマン vs スーパーマン：ジャスティスの誕生』（2016年）などの映画音楽を担当した。

「ルパート・グレグソン・ウィリアムス氏と一緒に仕事をすることは大好きでした。彼には何の問題もありませんでした。彼との仕事は大変素晴らしいものでした。しかし、この映画ではハンス氏のテーマとともに映画を製作しています」とパティ・ジェンキンス監督は、『バットマン vs スーパーマン：ジャスティスの誕生』でジマー氏がワンダーウーマンの役のために制作した音楽を、今回の映画で使用していることに言及した。

「ハンスは本当にこの時代の偉大な作曲家だと思います。彼にこの映画に対し彼自身のテーマを持ってもらい、新しい世界の形を作ってもらうことは、私にとって見過ごすことのできない経験でした。私達は素晴らしい時間を過ごすことができました。彼は天才です。彼が何かに集中し、そこから出てくるものは、大変素晴らしいものです。彼を見ていることは、大変スリリングなんです。彼自分が以前に作曲したワンダーウーマンのテーマ曲、これは非常に「戦いの叫び」なのですが、彼はそれを実際に非常に壮大なスーパーヒーローのテーマ曲に変化させたのです。私は彼にそれができると思いませんでしたが、私は間違っていました。彼がそれを成し遂げてくれたことは、非常に素晴らしいことでした」とジェンキンス監督は続けた。