• Wesam Banabilah君は、リヤドにオープンした新店舗のために約15個の作品を作った

Hams Saleh

ドバイ：レゴグループがサウジアラビアに最初の店舗をオープンしてから1年が経ち、この玩具メーカーは1月30日にリヤドに新店舗をオープンしてサウジアラビアでの存在感を拡大することを決めた。同社はまた、同店に展示するレゴ作品のために9歳の大ファンを起用した。

アラブニュースとのビデオインタビューの中で、Wesam Banabilah君の母親のMirvat Farrashさんは、息子のレゴへの愛は幼い頃から始まったと語っている。

Farrashさんは、「レゴは息子が3歳の時から私たちの生活の中にありました。息子の先生は、Wesamはいつも組み立てコーナーに行くと言っていました。息子はほとんどの時間をそこで過ごしていました。その後、私たちはトルコに行き、レゴのお店を見たのはその時が初めてでした」と振り返った。

レゴの創作物を背景にして座っていたBanabilah君は、「最初は、ただのおもちゃ屋さんだと思っていました」と言い、母親は「息子はそこで初めてレゴのセットを手にしました」と付け加えた。Banabilah君は「でもそれは、物を作るためのブロックが入った箱でした」と話した。

Banabilah君は新しい店舗のために約15個の作品を作った。複雑なディズニーのキャラクターや建築物、そしてロボットのような生き物を作るのに平均して約1時間半かかるという。彼は、まずセットに付属のガイドに沿って作品を作ることから始める。しかし、その後は作った作品を分解して自分の想像力で創作活動を行う。

この若い才能は、母親が管理するインスタグラムを通じて、かなりの数のファンを獲得した。

「インスタグラムでは、Wesamに作品を作るのを手伝ってくれないかというリクエストが寄せられています。WesamとWesamの父親と私は、組み立てサービスを提供することを考えました。だから、セットを作るのに助けが必要な人は誰でも、Wesamに手伝ってもらうことができます」とFarrashさんは言う。

レゴ愛好家Banabilah君の両親は、他の子どもたちにレッスンや研究会を提供することに興味を持っているBanabilah君のために名刺を作成した。

「毎日、息子は私に『ママ、お店に連れて行って。何を買えばいいかお客さんにアドバイスするから』と言っています」とFarrashさんは話した。

より多くのレゴファンに遊びの体験を提供すると共に、現地の文化との強いつながりを築いていきたいと考えている。

レゴ中東のマーケティング責任者、Urszula Bieganska氏

Banabilah君は、お店に行くことに興奮しているが、お店にいるみんなに会うのは少し恥ずかしいという。

リヤドに住むこの家族は、レゴの店が自分の街でオープンすることにワクワクしている。

それまではBanabilah君のブロックを買うために、米国からオンラインでセットを注文するか、ジッダやドバイまで足を運んでいた。

レゴ中東のマーケティング責任者を務めるUrszula Bieganska氏は、「地域全体でより多くの家庭に商品を届ける機会を得られたことに興奮しています。より多くのレゴファンに遊びの体験を提供すると共に、現地の文化との強い結びつきを築きたいと考えています」と述べた。

Bieganska氏はまた、レゴグループは中東における最初で唯一のレゴモザイクメーカーを導入すると述べている。

「レゴブロックで作った自分の顔がどんな風に見えるのか気になったことがある人は、誰でも写真を撮って自分だけのモザイク画を購入して記念品として持ち帰ることができます」とBieganska氏は説明した。

Bieganska 氏によると、サウジアラビアの市場は「未来を重視している」という。

「サウジアラビアでは、技術革新は国の社会的成長と繁栄の鍵とみなされています。近年、サウジアラビアは技術革新と将来を見据えた起業家精神を促進するために重要な措置を講じており、学校での創造性の育成に新たな重点が置かれるようになっています」

「実際、レゴ・プレイウェルレポート2018の結果によると、サウジアラビア人の57%が創造性を子どもたちの将来にとって最も重要な21世紀のスキルと考えており、これは調査を行ったどの国よりも高くなっています」とBieganska氏は述べた。