• 「同展覧会では、サウジアラビアとイタリア両国の豊かな文化的歴史について詳しく学ぶことができます」

ローマ、SPA

サウジの文化大臣を務めるバッダー・ビン・アブドゥラ王子は火曜、450個の珍しい文化遺物を呼び物にした展覧会を、ローマで公式に開会した。そこでは、王国の文化的発展および伝統が紹介される。

『The Roads of Arabia：Masterpieces of Antiquities in Saudi Arabia across the Ages（アラビアの道：サウジアラビア各時代から受け継ぐ名作）』開会式中、ローマ国立博物館でのスピーチで王子は語った：「この展覧会では、石器時代から健国王による統合まで、王国の経てきた全ての時代を旅することができます。ご来場の皆さんにご満足いただけることを願っています。」

彼はこう付け加えた：「私の国は、リーダーシップによる支援を得て大規模な文化的復興途中にあります。」バッダー王子は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子を「文化的復興のリーダー」とし、「王国の芸術文化分野に対する彼の支援は、国家と文化の間に架け橋を築くという重要性への強い信念によるものです」と言い表した。

王子は続けた：「同展覧会では、サウジアラビアとイタリア両国の豊かな文化的歴史について詳しく学ぶことができます。各時代を通して、王国とイタリアが共有してきた歴史への理解を深めることに、同展覧会が役立つものと私たちは確信しています。」

開会式に参加したその他の要人には、イタリアの文化遺産と活動省大臣であるダリオ・フランチェスキーニ氏が含まれた。この移動展覧会は、2010年7月にパリのルーヴルで始動したものだ。3ヶ月の展示が予定されているローマは17番目の開催地となっており、会場にはこれまでに5百万人が訪れている。

その他の公的機関との協力で同展覧会を組織した王国の文化省は、このイベントによってサウジ文化を紹介して文化交流を促し、遺物の保存と国宝としてのそれらのステータス確保に役立て、そして文化遺産の保存という王国の義務を明確に示すことを目標としている、と述べた。

ローマでの展覧会の演出は、サウジアラビアとイタリア間の長きにわたる関係を反映しており、また芸術文化の街とアラブ文明をつなぐ歴史的関連性を続かせるものである、と同省は補足した。