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パキスタンの若きタブラ奏者の「皇帝」がサウジ国歌を南アジア古典的なスタイルで演奏

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23 Sep 2021 11:09:46 GMT9
23 Sep 2021 11:09:46 GMT9
  • リヤン君(11歳)とアイザック君(9歳)は、この演奏を「パキスタンの人々からサウジアラビアの人々への贈り物」と話した
  • この演奏を指導した音楽家のルスタム・ファテ・アリ・カーン氏は、サウジアラビア国歌が「南アジアの伝統的なスタイル」で演奏されたことはないと語る

イスラマバード:ここ数年、タブラ(インドの伝統的な打楽器)の腕前で人気を博している「ツァー兄弟」(Czar:皇帝の意味もある)と呼ばれるパキスタンの若き音楽家2人が、インドの古典的なタブラ・ドラムのビートに合わせてサウジアラビアの国歌を歌い、同国の創設者に敬意を示した。

1932年、アブドル・アジーズ・アール・サウード国王の勅令により、ナジュド及びヒジャーズ王国が連合体制を廃止、サウジアラビア王国に改称されたことを記念し毎年9月23日に行われる「サウジ・ナショナルデー」の今日、演奏の動画が公開される。

リヤン君(11歳)とアイザック君(9歳)は父親のシェフレザド・ザール博士の勧めで、今年の初めから国歌の歌詞を覚え、タブラで演奏する練習を始めた。

今週行われたアラブニュースのインタビューでリヤン君は「音楽の先生が、国歌をアラビア語で歌うように言ってきたときは、すこしびっくりしました」と話した。「僕がサウジアラビア国歌の歌詞を紙に書いて、それを覚え始めたのはもう真夜中でした。歌詞はそれから何週間かで覚えましたが、アクセントはもっと練習が必要でした」

リヤン君によると、国家のリズムとテンポをタブラで表現しながら、歌も完璧に合わせるのには2ヶ月かかったという。

「2つがきちんと組み合わさった時、僕たちはサウジアラビアの文化と一緒になった気がしました」と彼は話してくれた。

ラホールを拠点とする医療従事者の父親はこの演奏を「パキスタンの人々から、サウジアラビアの人々への贈り物です」と語る。

彼はアラブニュースのインタビューの中で「私たちはこの演奏を、近代サウジアラビア王国の父であるアブドル・アジーズ国王に捧げることにしました」と語る。また「王国は、世界中にいるイスラム教徒の心の中で、特別な場所を占めています。私は子供たちに国歌を演奏してほしいと思いました」とも語っている。

ザール氏は「イムラン・カーン世界建国者リーダシップ研究所(Imran Khan Leadership Institute of the Founding Fathers of the World)」と呼ばれるシンクタンクを創設しており、今回の演奏は、彼が行っている幅広い取り組みのひとつとして考案されたものだ。彼は、彼の息子達と共に、様々な国の国家を演奏する計画を立てている。これは、各国における建国の父達の、指導者としての功績を称える目的がある。同研究所ではすでに、各国の歴史的人物93人の生涯をまとめた冊子を編纂している。

サウジ国歌の演奏にあたり、ザール氏はインド古典音楽の一派である有名なパティアラ・ガーラナの子孫であるルスタム・ファテ・アリ・カーン氏に相談した。カーン氏は、彼とその息子たちの音楽の先生でもある。

このスクリーンショットでは、リヤン・ツァー君(11歳)とアイザック・ツァー君(9歳)がサウジアラビアの国歌を歌っている。(写真提供:シェフレザド・ザール博士)

カーン氏はアラブニュースに、国歌をタブラで表現することを思いついたのは自分だったと話し、チーム全員が「愛と献身」を持ってこのプロジェクトに取り組んだと語った。

「サウジアラビア国歌が、南アジアの伝統的なスタイルで歌われるのは初めてのことです」と彼は語る。「誰もしたことはないでしょう」

パキスタンのイムラン・カーン首相の「中東・異宗教間の調和に関する特別補佐官」であるタヒール・マフムード・アシュラフィ氏は、このプロジェクトは王国と、その指導者に対するパキスタン国民の愛を反映したものであると述べた。

「この音楽はサウジアラビアの記念日のための、パキスタン国民からの美しい贈り物であり、王国への愛と愛情を示しているのです」と氏は述べた。

2021年9月21日、イスラマバードで開催された「サウジ・ナショナルデー」にサウジアラビア国歌を演奏したパキスタン人のリヤン君、アイザック君のツァー兄弟に記念品を贈るナワフ・ビン・サイド・アル・マルキ駐パキスタン大使(C)。(写真提供:シェフレザド・ザール博士)
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