• このブックフェアは国内外から非常に高い評価を得ている

Fatima Muhammad

ジッダ： 第5回ジッダ ブックフェアで児童書が注目を集めている。

児童文学作家のRand Saber氏は、世界中の児童文学がストーリーや登場人物の面で、大きな発展と進化を遂げてきたとアラブニュースに語った。

しかしサウジアラビアの児童書が国際的な賞を獲得するには、質の面でより多くのサポートが必要だ。彼女は学校などあらゆる場所で児童書を普及および利用できるよう官民に支援を求めた。

Saber氏は児童書専門の出版社「Kadi and Ramadi Publishing House」で数年働き、オーナーのThuraya Batterji氏の下で豊富な経験を積んだ。

Saber氏はアラブニュースに次のように語った。「私はいくつか物語を書き、幸運にも『A  Hero's  Hat』という作品を2016年に出版することができました。私たちの国を守る兵士の物語です。その後Kadi and Ramadi PublishingとChild Protection Foundation (児童保護財団) で働き、児童を虐待から守る方法を描いた物語シリーズを出版しました。また少女の教育に関する別のシリーズと1冊の本『Two Closest Friends』を出版しました」

Saber氏の作品『An Idea to Change the World』は2018年にヨルダンで開催されたAbdulhameed Shawman Foundationのコンペティションで3位に入賞した。

ジッダ ブックフェアは3万平方メートルの敷地に40カ国から400の出版社が集まって開催される。来場者数は26万9,135人に達した。

このブックフェアは10日間続き、美術展、写真展、アラビア書道の展示、ワークショップ、セミナー、演劇、ドキュメンタリー上映など50以上の文化活動が催される。

同フェアは読者の好みに合わせて35万冊をそろえている。また、期間中は200人以上の作家が自分の作品にサインするため同フェアに参加。

このブックフェアは国内外から高い評価を受けており、アラブ圏で最も大きなフェアの1つとして、知識や文化を深めてきた。

Saber氏は、同フェアが、さまざまな好みや年齢に応じたさまざまなセグメントやセクションを求め続けるすべての来場者に喜びをもたらしたと語った。