
エルサレム:ハマスによる2023年10月の攻撃を阻止できなかった責任を取り、先月辞任した前任者に代わり、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は土曜日、退役少将のエイヤル・ザミール氏をイスラエルの新軍参謀長に任命した。
「ベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防大臣は、今晩、イスラエル軍の次期参謀総長に(退役)少将のエイヤル・ザミールを任命することで合意した」と、ネタニヤフ首相の事務所は声明で述べた。
ザミール氏は、1月21日に辞任したヘルツィ・ハレビ中将の後任となる。ガザ地区では、脆弱な停戦が発効してから2日後、ハマスとその同盟組織であるイスラム聖戦によって18人の人質が解放された。
59歳のザミール氏は、2023年より国防省の局長を務めており、イスラエルのメディアによると、ハレビ氏に地位を奪われ、軍を退役した。
ザミール氏は2021年まで副参謀総長を務め、それ以前はガザ地区を管轄するイスラエル軍南部司令部の司令官であった。
国防省によると、ザミール氏は南部軍司令官として「ガザ地区からイスラエル領内に侵入する攻撃用テロトンネルを阻止する」ための取り組みを主導していた。
ハレビ氏は辞表で「(軍の)2023年10月7日の失敗に対する責任を認めたため」に辞任すると述べたが、同時に「大きな成功を収めた時期に退任する」と付け加えた。
ハレビ氏の発表の直後、2023年の軍の失態を理由に、戦時下の南部司令部の最高責任者であるヤロン・フィンケルマン少将も辞任した。
AFP