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イラン、イスラム革命防衛隊の「ミサイル都市」基地を誇示

ホセイン・サラミ少将は、イランの公開されていない場所にあるIRGC海軍部隊の新しい「ミサイル都市」を訪れた
ホセイン・サラミ少将は、イランの公開されていない場所にあるIRGC海軍部隊の新しい「ミサイル都市」を訪れた
公開されていない場所にあるイランの革命防衛隊海軍部隊の新しい「ミサイル都市」で展示されているイランのミサイル。(ロイター通信)
公開されていない場所にあるイランの革命防衛隊海軍部隊の新しい「ミサイル都市」で展示されているイランのミサイル。(ロイター通信)
公開されていない場所にあるイランの革命防衛隊海軍部隊の新しい「ミサイル都市」で展示されているイランのミサイル。(ロイター通信)
公開されていない場所にあるイランの革命防衛隊海軍部隊の新しい「ミサイル都市」で展示されているイランのミサイル。(ロイター通信)
公開されていない場所にあるイランの革命防衛隊海軍部隊の新しい「ミサイル都市」で展示されているイランのミサイル。(ロイター通信)
公開されていない場所にあるイランの革命防衛隊海軍部隊の新しい「ミサイル都市」で展示されているイランのミサイル。(ロイター通信)
ホセイン・サラミ少将は、イランの公開されていない場所にあるIRGC海軍部隊の新しい「ミサイル都市」を訪れた。(ロイター通信)
ホセイン・サラミ少将は、イランの公開されていない場所にあるIRGC海軍部隊の新しい「ミサイル都市」を訪れた。(ロイター通信)
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16 Mar 2021 12:03:16 GMT9
16 Mar 2021 12:03:16 GMT9
  • 革命防衛隊の幹部が「高度な作戦能力を持つ」新しい弾道ミサイル基地を公開
  • アナリストはアラブニュースに、「国際社会はイランの地域的野心の脅威を直視しなければならない」と語った

アラブニュース

ジッダ:イランは月曜日、巡航ミサイルや弾道ミサイル、電子戦装備を満載した新しい「ミサイル都市」を創設したと得意そうに発表した。

イスラム革命防衛隊(IRGC)が運営するこの基地は、同隊を率いるホセイン・サラミ少将と同隊の海軍司令官アリ・レザ・タンシリ少将によって公開された。ミサイルと発射装置の画像や映像が国営テレビで放送された。

サラミ少将は、「我々が今日見たものは、革命防衛隊の海軍部隊の広大で卓越したミサイル能力のごく一部だ」と述べた。

新しいミサイルとミサイル装備は、「地下発射台や民間防衛拠点からの正確な発射など、高度な運用能力を備えている」とサラミ少将は述べた。

サラミ少将は、「ミサイル都市の新装備は様々な距離に機雷を発射することができる。また、360度どの方向にも発射でき、移動しながらの発射操作が可能だ。この新装備は電子戦にも使用可能で、IRGC海軍部隊の戦闘時における射程と破壊力を高めることができる」と述べた。

IRGCは、この新しいミサイルと発射装置はイランの国防省、軍需企業、IRGCの海軍研究組織によって設計・製造されたと主張している。

IRGCは昨年、アラビア湾沿岸やオマーン湾に「敵にとっての悪夢」となる地下や海上の「ミサイル都市」を多数建設したと発表した。タンシリ少将は、イランの敵はこれらの基地の存在を知っていたが、「敵が持っている情報は正確ではない」と述べている。

安全保障アナリストのセオドア・カラシク博士はアラブニュースの取材に対し、これらの新しいミサイル基地は、「イランが地下施設を強化しているだけでなく、新しいタイプのミサイルをテストし、製造していることを示している」と指摘した。

「基地の公開は国内外でイランにとって効果的だろう。しかし問題の真相は、この種の行動は海洋安全保障と潜在的な戦争シナリオに関するイランの考え方を示しており、不釣り合いという点でIRGCの文化の一部であるということだ」とワシントンD.C.にある湾岸諸国分析(GSA)のカラシク上級顧問は述べている。  

イランと地域の代理勢力はこの1年、サウジアラビアの民間人やエネルギーインフラを標的とし、ミサイルや武装した無人機による数百回の攻撃を行ってきた。「ミサイル都市」の誕生は、包括的共同行動計画(JCPOA)を復活させるという欧米の大国による方針に疑問を投げかけている。JCPOAは制裁解除と引き換えにイランの核開発を抑制する2015年の合意だ。

ドナルド・トランプ氏は2018年に米国をイラン核合意から離脱させ、制裁の復活を始めた。しかし、ジョー・バイデン大統領は合意への復帰を望んでいる。サウジアラビアとその同盟国は、いかなる新しい合意もイランの弾道ミサイル計画と地域侵略への対処を含むように拡張されるべきだと考えている。

サウジアラビアの政治アナリスト、ハムダン・アル・シェハリ博士はアラブニュースの取材に対して次のように話した。「国際社会はイランが地域的野心を持ち、地域の問題への関与を強めていることを熟知している。これらの新しい画像や映像はイランの関与を示す十分すぎる証拠だが、イランのミサイル能力をはっきりと認めるものとも考えられ、国際社会はいまだに足踏みしている」 

「世界は最近、イランの高官がフーシ派民兵組織に対する支援を得意げに話すのを聞いた。イランは、中東における従来型・非従来型の両方の脅威としての能力と役割を拡大し続ける中、地域を軍事化して緊張を高め、不安定化させていることを何度も示している」

「もし国際社会がこのような侵略に直面しても沈黙を続けるならば、その責任は国際社会が負うことになるだろう」

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