

アミン・アッバス
第15回となるアート・ドバイが3月13日に閉幕し、モダン、コンテンポラリー、バウワバ、アート・ドバイ・デジタル4つの部門すべてにおいて、好調な販売が報告された。
マディナット・ジュメイラに帰ってきた2022年度のアート・ドバイは、過去最大規模のフェアとなり、5日間で3万人を超える来場者を記録した。今回のフェアの成功は、芸術・文化、イノベーション、テクノロジーの国際的なハブとしてのドバイの重要性が、ますます高まっていることを裏付けている。
アート・ドバイ2022では、日本を含む44カ国から参加した104のギャラリーやプラットフォームによる、120以上のプレゼンテーションが取り上げられた。ギャラリープログラムに加え、国際的に活躍するアーティストによる新作委嘱作品の展示や、革新的なトークプログラムも実施された。
アート・ドバイ2022で初めて取り上げられたアート・ドバイ・デジタルは、国際的に最も先進的なデジタルプラットフォーム17社を厳選して紹介する、新たな物理的ギャラリー部門である。多くにとって、伝統的なフェアでの展示は初めての経験だったが、対面での販売やオンライン販売が盛んに行われたことが報告された。
アート・ドバイの芸術ディレクターであるパブロ・デル・ヴァル氏は、次のようにコメントした。「今回のアート・ドバイは、報告された来場者数と売上高の両方に関して、間違いなく最も成功したイベントの一つであり、世界の成長の原動力としてのドバイ、そしてもはや未来ではなく今ここに存在する都市としてのドバイの地位を、全面的に反映している。アート・ドバイ・デジタルのデビューに対するオーディエンスやコレクターからの反応は、本当に素晴らしいものだった。アート・ドバイは、革新的で前向きなフェアであることを誇りにしており、2022年はプログラム全体が本当に新鮮で活気に満ちていた」
アート・ドバイは、シェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下の後援のもと、A.R.M.ホールディングとの協力により開催されている。
2007年に始まったアート・ドバイは、南半球の近代・現代アートを鑑賞・購入するための、最高のプラットフォームとなっている。