• J-POPスターがアニメの主題歌を含む数々の名曲を披露
• miwaは観客としばらく交流した後、アラビア語で自己紹介した

ナダ・ジャン

ジェッダ：日本のシンガーソングライターのmiwaは、ジェッダ・シーズン2022の一環として、シティウォークゾーンのアニメ・ビレッジで視覚的にも印象的なコンサートを行い、アニメのパワーで会場を沸かせた。

小文字のmから始まるアーティスト名を持つこのJ-POPスターは金曜日のコンサートで、『僕のヒーロー・アカデミア』から『アップデート』や、『BORUTO』から『ティーンエイジドリーム』など、特に人気のある曲を数曲披露した。これはmiwaにとってサウジアラビアで初めてのコンサートとなる。

miwaはオープニングソングを歌い終わるとアラビア語で自己紹介し、さらに、サウジアラビアのファンと会えた喜びを語ると、観客の何人かと「I love you」の言葉を交わした。

「今日はサウジアラビアで初めてのコンサートとなります。サウジアラビアに来ることができてうれしいです」と31歳の彼女は語ると、「今夜は楽しんでいってください」とギターを手に熱唱した。

また、デビューアルバムのために13年前に作曲した初のシングル「don’t cry anymore」も披露した。

miwaはこれまで6枚のアルバム、1枚のコンピレーションアルバム、7枚のビデオアルバム、25枚のシングルをリリースしている。

コンサートを観るためにリヤドを訪れたアラヌード（22）は「最高の気分です。飛行機に間に合わなくなるので、最後まで観ることができないのが残念ですが」と語った。

miwaは火曜日、同国でのコンサート開催予定をTwitterで告知。また、アニメ・ビレッジの公式Twitterアカウントも、サウジアラビアのファンに会えるのを楽しみにしているとmiwaが語るショートビデオを投稿した。

「サウジアラビアを訪れるのは初めてなので、本当にワクワクしています。これは、皆さんにとっても初めてのことだと思います」

サウジアラビア在住の原さん一家は、日本語と英語で「miwa」と書かれたうちわを持ち、浴衣姿でコンサートに参加した。

「ここで彼女の姿を観て生の歌声を聴けることに驚きました」「miwaを観るのは初めてなので、本当に感動したし、興奮しました」と原ケンタ氏（41）は語った。

妻のミキさん（45）は好きなアーティストの1人に会えて感無量だと話した。

「最高でした。私はmiwaの大ファンなんです。歌声は鳥のように素晴らしいし、いい曲ばかりですから」

さらに、コンサートではアニメ映画『神在月のこども』の主題歌を歌ったほか、個人的に好きな曲だと言う2022年にリリースされた『Sparkle』も披露した。

最後の曲に入る前には、「私の人生の1ページでいてくれたことに感謝します。またお会いしたいです」と観客に語りかけた。

彼女は女優としても活躍している。2015年公開の『マエストロ！』ではヒロインの橘あまねを、2017年公開の『君と100回目の恋』でもヒロインの葵海として主演を務めた。

miwaは2014年、パリのエッフェル塔の下に広がるシャン・ド・マルス公園で行われたライブに出演し、初の海外ライブを果たした。これは、日本史上最悪の自然災害のひとつである2011年の東日本大震災の被災者を支援するグローバルキャンペーの一環として行われた。