アラブニュース・ジャパン

東京: 英国のスター歌手サラ・ブライトマンは、11月より開催される来日公演『クリスマス・シンフォニー』で日本のスーパースターYOSHIKIと共演する。

 両音楽スターは木曜日、日本外国特派員協会で記者会見を行なった。

 ロサンゼルス在住でXJAPANのリーダー、ピアニスト、ドラマー、作曲家であるYOSHIKIは、先月亡くなった母親を追悼するために帰国しており、音楽が彼や周囲の人々の人生にとっていかに重要であったかについて語った。

「先月母が亡くなり、四十九日法要で帰国しました。音楽をやることが大きな助けになりました。ファンの皆さんが、私の音楽が辛い時の支えとなったことを教えてくれました。音楽は普遍的で、私を含め人々の助けになります」

 ブライトマンは、彼女の成功の秘訣は「人生への情熱を持つこと」だとして、すべての音楽が持つスピリチュアリティに言及した。

「私たちは皆、スピリチュアルだと思います。特に音楽家は音楽でそれを表現することができ、素晴らしいと思います。多くの人が私のところにやって来て、がんになったり、落ち込んだりした時に、音楽が助けになったことを話してくれました。音楽のない世界は、とても貧しい場所になるでしょう」

 ミュージカルで名を馳せたブライトマンだが、あまり知られていない秘密も打ち明けた。「ミュージカルを好きになる必要はありません。私は何年もミュージカルが好きではありませんでした。素晴らしいと思ってはいましたが、足を運ぶのはあまり好きではかったし、今でもあまり好きではありません。むしろオペラやロックコンサートに行きたいです」

 ブライトマンとYOSHIKIは2008年に映画の仕事で出会い、共に仕事ができることを歓迎している。「アーティストがなぜコラボレーションするのか、不思議に思われるかもしれませんが」とブライトマンは語った。「YOSHIKIと私はとても個性的なアーティストで、二人とも非常に革新的な仕事をしているといつも感じていました」

 日本の音楽について聞かれると、ブライトマンはさらに今まで知られていなかったことを明かした。「アニメで日本の音楽をたくさん聴きますが、本当に美しいですね。アニメが大好きなので、たくさんの曲を知っています」

YOSHIKIは、日本のアーティストが海外で成功したいなら、日本という居心地の良い場所から出なければならないと述べた。「アメリカに行った時は最初からやり直さなければなりませんでした。それは本当に挑戦でしたが、それだけの価値がありました」