
ラマ・アルハマウィ
リヤド: 初開催となったGamers8チャンピオンシップは、その巧みな演出とゲームの面白さで観客に衝撃を与えている。
第1回となった今大会では世界最高峰「ロケットリーグ」のチームを迎え、3日間にわたって優勝賞金200万ドルをかけた熱い対戦が行われた。
ブラジル人プレイヤーのCaioTG1、カード、ヤンシンズの各選手、そしてカイロス監督はギルド・Eスポーツとの激戦の末ファイナル・マッチに勝利し、4勝0敗で優勝した。
フリアチームは、200万ドルの大会賞金総額のうち最大となる50万ドルの賞金を獲得した。準優勝チームのギルド・Eスポーツは30万ドルを手にした。
試合中、観客の応援がスタジアム中に響き渡り、選手達のステージ登場にはビーム光線と炎を使った演出があった。
ファンも選手もゲーミングアリーナの最新技術に圧倒されていた。
「私はこんなに凄いなんて全然思っていませんでした。ロンドンや他の都市で開催されたイベントと同じようなものだろうと思っていました。でも実際に会場に来たら、演出は別世界だし、カメラも、出演者も集まったファンも、とにかく素晴らしい体験でした。」とリヤドに住む21歳のゲームファン、モハメド・バンダル・アルムタイリさんは話す。
アルムタイリさんは友人と一緒に初日から大会を観戦したが、アリーナがここまで盛り上がるとは思ってもいなかった。
「サウジアラビアに集まった人々の歓声は凄いと思いました」と同氏はアラブニュースに話す。
セミファイナルの第2試合では、サウジ・ファルコンズチームがブラジル人チームのフリアと対戦した。
「サウジアラビアのファン層は素晴らしく、正直、ファルコンズに優勝してほしいと思っていましたが、全体的に素晴らしいパフォーマンスでした。ファルコンズは3勝し、勝利まであと1試合というところまでいきました」とアルムタイリさんは説明する。
サウジのチームは決勝に進めなかったものの、会場は最後の1秒まで歓声と呼びかけに包まれた。
決勝戦にはファンと世界のビデオゲームストリーミング界の有名人が集まった。オランダ人ストリーマーのジェスさんはゲーマー仲間のカイル・ロバーツさんとともにサウジの民族衣装をまとって観戦した。
「このイベントは最高でした。ステージやセットアップも素晴らしく、人々はとても親切でフレンドリーでした」とジェスさんはアラブ・ニュースに語った。
「ステージは本当に素晴らしくて、本物のショーをやっているし、衣装も最高で、本当にイケてると思います。」と同氏は話す。
ゲーマーのカイル・ロバーツさんは両チームを応援するためスコットランドから来て会場で決勝戦を観戦した。
「このイベントは最高です。すごく楽しんでいます。とてもいい気分です。この国も、この街も好きだし、本当にいいショーだと思います」とロバーツさんは語った。
閉会式に続き、優勝チームのフリアはリヤド・ブールバード・シティのゲームアリーナの感想を話した。
「この会場は本当にすごいと思います。このアリーナで私が最も気に入り、他のアリーナにはないものは光の壁です。すご過ぎです。」とフリアのロケットリーグ監督のカイロス・シルバさんはアラブ・ニュースに語った。
床から天井までの光の壁がこのゲームアリーナを取り囲み、各試合のゲームプレイをイメージしてライティングが常に変化している。
サウジアラビアの観客は、このような大規模のゲームイベントが王国で開催されたことに感激していた。多くのファンがチャンピオンシップを観戦した興奮を共有していた。
「こういう全世界が注目するイベントがサウジアラビアで開催されるのは非常に良いことだと思います」とアルムタイリさんは話す。
Gamers8は9月8日の閉会式まで8週間続き、様々な試合やコンサートが行われる。