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コンテンツに飢えたサウジのアニメファンたち

12 Jan 2020
サウジアラビアではアニメ文化は巨大であり、ファンたちは日本のコンテンツをもっと求めています(AFP)。
サウジアラビアではアニメ文化は巨大であり、ファンたちは日本のコンテンツをもっと求めています(AFP)。
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Updated 12 Jan 2020
12 Jan 2020

アシール・バスラヒール・ジェッダ

アニメ文化はそれが世界的な現象になるずっと前から、サウジアラビアで大きな存在でした。しかし、日本アニメのファンは、コンテンツに飢えています。

近年リヤドやジェッダだけでなく、コバールのような小都市においてもアニメショップは増えています。

25歳で心理学専攻のマリヤム・アル・ソマリは、これらのショップがもっと値段を下げて、アニメがより手頃に楽しめるようになることを望んでいます。

「更に言えば、私は日本の製作者にもっとサウジアラビアでアニメを広めて欲しいと思っています。 結果的に高価になるかもしれませんが、私たちはそれがオリジナルのコンテンツだと確信できます。」と彼女は言いました。

28歳のノラ・アル・リファイは、兄と一緒に幼い頃からアニメを見始めました。長年、彼女はインターネットでアニメに影響を受けたカフェの写真を目にし、もっとサウジにもそのような店があればいいのに、と思っています。 

これらのカフェは、サウジの国民的なアニメのキャラクターの食べ物や飲み物を提供しており、彼女にとってとても居心地がよく、親しみやすいものでした。 

彼女が見る限り、国内のアニメショップでも一般の書店でも漫画コーナーは少しの棚に限られています。「もっとたくさんの漫画や、漫画専門の書店などが見たい」と彼女は言いました。 

アル・リファイは、サウジにはアニメと漫画のアートブックはほとんどない、と言います。アートコレクションとは、漫画家やアニメスタジオの原稿を収集し、背景を描いて最終成果物を仕上げていくプロセスを見せるものです。一部の人は、コレクションの中でも最高のものと位置付けます。

「これらのアートブック はストーリーを更に説明し、ファンにとっての参考資料となります。また、意欲的なアーティストにとっては作品をトレースし、自身のスタイルを開発する手助けにもなります。」

需要は高いです、とアル・リファイは言います。彼女は、何人かの友達も彼らのお気に入りの漫画シリーズやアートブックを手に入れるために高価だがオンラインショッピングに頼っている、と付け加えました。

国内で漫画が手に入らない状況は、多くの著作権侵害行為や、アラブ世界の「サビング」コミュニティの設立につながりました。

これらのコミュニティは、アラビア語の視聴者向けにオリジナルを調べて日本語のコンテンツを翻訳できるように、日本語に堪能なメンバーで構成されています。

ジェッダを拠点とするラニア・アルガムディは、漫画出版物をアラブの読者に届けるために、著作権を獲得するためのアニメスタジオ がもっと設立されることを望んでいます。

現状サビングは匿名の個人によってインターネット上で行われており、ファンは「ずれた」字幕をされたコンテンツを見る羽目になったり、時には字幕が正しくなかったりもします。 

「もっと字幕や吹き替えをするアニメスタジオがあればいいと思います。全てのファンが望む、プロフェッショナルで、正確で、公式な」彼女は言います。 

心理学専攻のアル・ソマリは、日本にたくさんあるような漫画喫茶がもっとオープンすればいいと考えています。.

サウジ当局でも国内におけるアニメと漫画の絶大な人気に疑いの余地はありません。

コミコンのようなメジャーなイベントで、国内の同人作家に自身の商品を販売するスペースを与えたり、漫画に影響を受けたキャラクターを広めるためのコンテストを主催して、1位の漫画家を表彰するといった取り組みが始まっています。

首都で初のアニメエキスポが開催され、「進撃の巨人」の巨人や、「グレンダイザー」などの巨大なセットに多くのハードコアなファンが魅了されたことにより、一般の人たちの認知も一段と高まりました。

このイベントは中東で初めてであり、「進撃の巨人」のファンのために熱烈なパフォーマンスをした軍服を着たバンドのリンクトホライズンや、日本のロックバンドのフロウも出演しました。

日本のタク・タカハシやDJ MarGenal 、DJ Kazu flewらも東京から参加してアニメのオープニングや主題歌のマッシュアップをプレイし、観衆はお気に入りのJamに酔いしれました。

アル・リファイもアニメエキスポに参加するためにジェッダからリヤドへ旅した一人です。彼女はそこで各アニメの特設展を見て、もっといろんなイベントでもそれをやってほしいと思っています。

「進撃の巨人」展は素晴らしくよくできていました。誰もがそれについて話題にしていたし、国際的なメディアも賞賛していました。みんなあの規模のものをもっと見たいと思います。」彼女はアラブのニュースにそう語りました。

アル・ガムディはアニメ展をもっとサウジアラビアで見ることを熱望しています。「ジブリ美術館があったら最高よね」サウジでも人気の「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」の監督である宮崎駿のキャラクターの背景にあるコンセプトに言及して、彼女は言いました。

これらのイベントにおいて、コスプレの活動やコンテストの点でも、アニメ・漫画ファンはフィギュアやアクションフィギュアに加えてもっと多様な商品が買えるようになることを望んでいます。

「コスプレセットを準備するのには苦労しています。一からコツコツ作ったり、オンラインで注文してフィットするよう祈ったり。」彼女はアラブのニュースに語りました。

「地元の店がコスプレや、アニメに影響されたファッション、特にゴシックやアバンギャルドの洋服を提供し始めれば、コストが削減できますし、漫画・アニメのファン以外にもヒットする可能性があります。」

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