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「あなたには泣かされた」と金メダルを共有したカタールの五輪選手に日本女性が告げる

ムタズ・バルシム選手(右)とジャンマルコ・タンベリ選手が、五輪走り高跳びの金メダルを分かち合った。(AFP)
ムタズ・バルシム選手(右)とジャンマルコ・タンベリ選手が、五輪走り高跳びの金メダルを分かち合った。(AFP)
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07 Aug 2021 09:08:22 GMT9
07 Aug 2021 09:08:22 GMT9

東京:ムタズ・バルシム選手は、友人と分かち合った金メダルの出来事まで、競技場の外で多くの注目を浴びることはなかった。

今では東京の街なかで、五輪走り高跳びの競技で2人の男子が金メダルを分かち合ったことに感動した人々から、声を掛けられるようになった。

「日本人女性が私のところまでやって来て、『とても嬉しい。あなたには泣かされた』と言ってきました」とカタールの走り高跳び選手である彼はAP通信に語った。「あれは歴史的な瞬間だったと誰もが言ってきます。インパクトは間違いなく大きいです」

1日に国立競技場で行われた競技で、バルシム選手とイタリアのジャンマルコ・タンベリ選手は、どちらも2m 39 の五輪記録に3度挑み、すべて失敗した。大会中、それまでは二人とも全てをクリアしていた。

次に起きたことは、スポーツマンシップと連帯の行為であると共に、友情を固めるものでもあった。彼らは金メダルを分かち合ったのだ。

「僕たちが二人とも2m37で終わったとき、審判が説明をしに僕らのところまでやって来ました。僕は振り返って、『二人とも金メダルではいけませんか』と尋ねました」とバルシム選手はその時のことを思い出す。「すると審判は、『いいですよ』と言って説明をそのまま続けようとしましたが、僕らはあまり気にかけていませんでした。僕は(タンベリ選手の)目を見つめ、彼は僕の目を見つめました。そして、僕らはそこでもう祝い始めました」

深刻な足首の怪我により、自分たちの走り高跳びのキャリアが危機に瀕していたことを思い出すと、感動はより一層高まった。

「彼を手術した医師は、別の競技を考えなさいと彼に言いました」とタンベリ選手は言った。「そして、僕にも同じことが起きていました」

カナダで開催された世界ジュニア陸上競技選手権大会で友人となった、その11年後に、二人は五輪チャンピオンとなったのだ。

世界各地で友人として競い合ってきた。陸上競技をしていないときには、チェッカーやトランプをして遊んでいる。最近では、『トニー・パーカー:最後のショット  NBAスターのドキュメンタリー』を一緒に観ているという。

今の二人を唯一分けるのは、バルシム選手がカタールの首長との祝賀会のために帰国しなければならないことだ。金メダルを獲得して少し後に、シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長がバルシム選手に電話で話したのだ。

「首長殿下は、イタリアの友人と金メダルを分かち合うという僕の行為は素晴らしいことだと言ってくださいました」とドーハ生まれのバルシム選手は述べた。「殿下は、今回のことは神がお望みであれば、歴史に残るだろうとおっしゃいました」

AP

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