
リヤド:習近平国家主席による3日間のリヤド訪問の際に貿易関係や戦略的協力を強化したサウジアラビアと中国は、外交関係を強固にするための異文化交流にも力を入れている。
習主席の訪問に合わせ、「東洋から東洋へ―中国を訪問したアラブの著名アーティストの選抜展(From the East to the East and the Selected Exhibition of Famous Arab Artists Visiting China)」と題したイベントが文化宮殿で開催され、アラブと中国のアーティストやミュージシャンの作品が紹介された。
サウジ文化省、中国文化観光部、アラブ連盟の後援のもと、サウジ情報省の協賛も得て開催されたこのイベントでは、伝統的なアルダ(剣舞)のパフォーマンスや中国の舞踊が披露された。
サウジと中国の演奏家のトリオは、中国の弦楽器「古筝」とアラブの弦楽器「カーヌーン」「ウード」のかすかな音色でユニークな音の融合を作り出した。
中国文化観光部は2009年以降、アラブ21ヶ国から著名なアーティスト170人以上を同国に招待している。
招待されたアーティストたちは、見たこと、感じたこと、考えたことを500点以上の絵画、彫刻、陶芸に表現した。
今回の展覧会では、これらの作品のうちサウジ、リビア、アルジェリア、パレスチナ、エジプト、バーレーン、イラク、ヨルダンのアーティストによる40点が展示されているほか、アラブ諸国を訪問した中国のアーティストによる作品も紹介されている。
マナーマやアンマンを描いた中国画や、有名なギザのピラミッドを背景に色とりどりの糸や鈴で飾られたラクダを連れたエジプト人を描いた中国画が展示されている。
古代シルクロードの影響は、いくつかの美術作品や、中国とアラブのカリグラフィー(書道)や遺物が描かれた大きな壁面スクリーンにも見て取れる。
この展覧会は紫荆文化集団有限公司による主催、中国対外文化集団有限公司による実行、中国美術家協会による協賛で開催された。
ライブアートショーも行われ、万里の長城やディルイーヤのサルワ宮殿の特徴的な建築がフィーチャーされた。
中国の画家であるワン・ハイクン氏はアラブニュースに対し、「岩や石の使われ方にアラブと中国の共通点を見つけました」と語った。
「こういった共通点に促され、『私たちの統一の象徴』の壁画の私の側に応用しました」