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東京の味、ナポリの一切れ — そのすべてをドバイで

18 Oct 2019
Akiba Doriは、「通り」を意味する日本語の単語と「秋葉原」の省略形から名前をとっている。(提供写真)
Akiba Doriは、「通り」を意味する日本語の単語と「秋葉原」の省略形から名前をとっている。(提供写真)
クラシックなアーケードゲームの専用部屋では、客が食事を楽しむ前に「ストリートファイター」を1ラウンドプレイできる。(提供写真)
クラシックなアーケードゲームの専用部屋では、客が食事を楽しむ前に「ストリートファイター」を1ラウンドプレイできる。(提供写真)
Updated 20 Oct 2019
18 Oct 2019

ハラ・タシュカンディ(ドバイ)

和食が世界で最も広く愛されている料理のひとつであることはご存知の通りで、最近の調査でも世界全体で3番目に人気の料理だった。

アラブ世界においても、和食レストランは中東で着実に人気が高まっている。

しかしながら、この現象は日本料理店にとどまらない。多国籍料理が食の世界で新たなファンを獲得しつつあり、市場において「Akiba Dori」のような店が永久的な存在となる可能性を生み出している。

Akiba Doriは、「通り」を意味する日本語の単語と「秋葉原」の省略形から名前をとっている。秋葉原はテクノロジーとアニメの街で、華やかさと熱狂的な雰囲気で知られている。この店を創業したサメル・ハマディは秋葉原のネオンの光や看板に触発され、秋葉原の美的感覚を参考にして店のコンセプトを発展させた。

Akiba Doriは決して本格的な日本料理店を意図したものではなく、東京のストリートフードからインスパイアされているとハマディは断言する。「普通とは違う店にしたかったのです。私は『誰にでも分かる』日本食と呼んでいます」

「Akiba Doriは日本食それ自体よりも、むしろ東京の裏通りにある飲食店への賛辞です。この場所は、世界各地に見られる、伝統を重視した日本料理店のカラフルでハッピーな側面を見せるようにデザインされています」

店は2つのセクションに仕切られており、比較的小さな空間を完全に効率的に活用している。ベーカリーセクションでは、魚の形のたい焼きのような昔ながらの日本の軽食や、パン粉をまぶしたブラウニーといった斬新的な多国籍料理を提供している。

クラシックなアーケードゲームの専用部屋では、客が食事を楽しむ前に「ストリートファイター」を1ラウンドプレイできる。バーやDJブース、それにカフェエリアが店内のあちこちにぴったりと収まっている。

メニューは日本の料理からヒントを得ているが、ひねりが加えられている。Akiba Doriの餃子(日本では普通、豚ひき肉が入っている)は、和牛肉かシーフードの中身が選べる。もうひとつの人気の和食であるチキンカツは、日本のカレーと合わせたおなじみのスタイルか、より現代的な多国籍バージョンのスライダーとして食べることができる。

しかしながら、食を純粋に味わいたい客は寿司や刺身、枝豆などの人気の日本食も楽しめる。そして店の奥には、おそらくAkiba Doriの最大の売りである「トウキョウポリタン」ピザの窯が鎮座している。

1990年代、日本のテレビでイタリア料理が流行し始め、それ以降も人気が高まっている。

ミシュランガイドによれば、現在東京には12の1つ星店と15の「ビブグルマン」の飲食店がある。良質のイタリア料理を見つけるのに東京が―イタリア以外で―世界最高峰の場所だという意見すらある。

ハマディはナポリのピザ職人ルイージ・メルコリアーノを雇い、日本へ6か月間派遣して、店のピザ窯の使い方を覚えさせた。この窯を使えば、カリッとした申し分のないピザが40秒ほどで出来上がる。

ピザは日本の小麦粉と塩でつくられ、典型的なものから実験的なものまで幅広いトッピングが乗せられる。

ラインナップには伝統的なマルゲリータや、カブチャ(カボチャのピュレとプロヴォーネチーズの燻製、それにビーフサラミ)、それにメルコリアーノが生み出す月ごとの独自メニューもある。

Akiba Doriは廃棄物ゼロ方針も採用しているため、ピザにお目にかかれる確率は比較的低い。

「平日は生地玉を100個つくり、週末は150個つくります。ですから木曜日の夜10時に来店したとすると、ピザは売り切れの可能性が高いですね」とハマディは言う。

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