東京: 日本の岩屋毅外務大臣は、駐パレスチナ日本大使が「日本が間もなくパレスチナを国家承認する可能性がある」と述べたとする報道についてコメントした。
中島洋一駐パレスチナ大使はパレスチナTVに対し、「国際社会は、パレスチナとイスラエルという2つの国家の存在以外に解決策はないと確信している。」と語ったとされ、日本がパレスチナを国家として近々承認する可能性を示唆した。
しかし中島氏の上司である岩屋外務大臣は、金曜日の定例記者会見でアラブニュース・ジャパンに対し、パレスチナを承認するかどうかは「2国家解決」の進展にかかっていると語った。
「日本は常に、当事者間の交渉による二国家解決策を支持すると言ってきた。我々は、パレスチナ人が独立国家を樹立したいという願望を理解しており、これまで、そのためのパレスチナの努力を支援してきた」
「国家として承認されるかどうかについては、和平プロセスとその進展が考慮され、それに基づいて判断される必要がある」と岩屋外務大臣は明言した。「和平プロセスが進展するよう、大いに努力したい。そしてその上で、国家承認のタイミングを考えたい」
現実には、和平プロセスが失敗したことを公然と口にするパレスチナ政府関係者が増えている。一方、イスラエルの現指導者の多くは、パレスチナ国家の樹立に反対している。