ガディ・ジューダ
リヤド:「ブルバード・ワールド」の日本のサブゾーンは、日本の特徴と独自性を盛り込み、日本式の挨拶でリヤド・シーズン2022の訪問者を迎える。
リヤド・シーズンの15のエンターテインメントゾーンの1つである「ブルバード・ワールド」には、この種のものとしては世界最大のアニメタウンがあり、有名アニメシリーズが集結している。
アニメタウンの路地には、有名なアニメキャラクターの像があり、子供の頃に見たアニメの世界を再現することができる。
『鬼滅の刃』 や『進撃の巨人』などのアニメ好きにはたまらない体験も用意されている。
アニメタウンは、アニメの世界を体験できる40の様々なアクティビティを提供し、巨大な広告看板の明かりの中で渋谷の街並みを眺めることができる。
アニメタウンの構成要素としては、日本の伝統的な製品を販売する専門店が多くある「新東京仲見世」や、有名作家の日本彫刻を購入できる「浅草エリア」などがある。
「まつりマリン」には、有名な東京タワーや鳥居があり、かむゐのパフォーマンスが行われるお祭りのエリアである。
「アニメバースストリート」では、来場者は渋谷交差点でライブショーを見ることができ、日本の歌が聞こえる人ごみの中で、東京の街角で生活しているような体験ができる。
「アニメバースストリート」では、太鼓のライブやアーティストのTaki氏によるグラフィティショーなどのエンターテイメントショーが行われている。
サブゾーンで最も人気のあるライブの1つは、渋谷交差点メインステージで20時45分から開催される「かむゐサムライ」だ。
サムライアーティストの島口哲朗氏は公演後、アラブニュースに対し、「カムイというのは非常に古い日本語で、日本語では自然の神という意味です。剱伎衆かむゐというのは我々のオリジナルの言葉で、武術と芸能を融合させて活動を始めました」と語っている。
この公演では、日本人が脈々と受け継いできた侍の精神が語られる。
島口氏は「派手な演出もありますが、過去をしっかりと受け継ぎ、未来に伝え、現代でもその侍魂を表現することが最も重要なことです」と語った。
島口氏は『キル・ビル』に出演し、同作の武術シーンの振り付けを担当したことで一躍有名になった。その後、アメリカ、ヨーロッパ、南米、そして中東と世界各地をツアーで回るようになった。
現在、島口氏は世界約150都市で公演を行っている。
「サウジアラビアの人たちは、ポップカルチャーも伝統文化も含めて日本の文化が大好きで、私たち出演者もそれを喜んでいますし、日本自身もサウジアラビアにとても注目しているのです。ですから、これからも良い文化交流ができればと思います」と、アラブニュースに語った。
「ブルバード・ワールド」は、家族連れや個人の来場者ための第一級のエンターテインメントゾーンである。1月22日までオープンしており、モロッコ、中国、イタリア、フランス、インド、スペイン、米国、日本、ギリシャ、メキシコなど世界10カ国の異なる体験や文化を一堂に集め、リヤド・シーズンの来場者にその国での生活体験を伝えている。