東京:新幹線は2030年代半ばから運転手なしで日本中を走り回るようになるかもしれない、と主要鉄道会社のひとつが発表した。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は2028年から、運転士の仕事の多くが自動化され、運転士は運転台に残る列車を一部路線で導入する予定だという。
翌2030年代半ばに上越新幹線の東京-新潟間で導入する前に、運行されていない短い区間で無人運転列車を試行したいとしている。
「無人運転を実現し、鉄道経営を効率的で持続可能なシステムへと変革することで、人口減少や働き方改革といった社会環境の変化に対応していく」と同社は発表した。
JR東日本の広報担当者は2日、AFPの取材に対し、「鉄道技術の絶え間ない革新が、労働力不足やその他の問題の解決につながる」と述べた。
上越新幹線の最高速度は時速275キロだが、他の路線では時速300キロ以上で走ることができる。
人口減少が世界第2位の高齢国である日本は、すでに経済の多くの分野で労働者不足に直面している。
AFP