アミン・アッバス

ドバイ：Dubai Small & Medium Size Establishmentのメンバーとして2017年に設立されたアラブコミックス（ACコミックス） は、出版物とアニメーションによるストーリーテリングを専門とする。

ACコミックスは、SF、アクション、アドベンチャー、コメディ、ドラマ、ホラー、ミステリーに強く焦点を当てた史上初のアラビア・マルチバース・コンセプトを導入。

ACコミックス創設者兼CEOラシード・アル・ラフマニ氏は、日本のアニメや漫画へのインスピレーションについてアラブニュース・ジャパンに次のように語った。「アニメや漫画は、大人になる過程で常に私の心の中に特別な位置を占めていました。多くの場合、その物語は大衆本や小説のすばらしい文学作品を描いたものであり、私はそのストーリーテリングの部分が好きでした。昔も今も、さまざまなアニメシリーズや名作映画、それに関連する漫画本の大ファンです」

「アニメは『未来少年コナン』『UFOロボ グレンダイザー』『鉄人28号』など、映画は『火垂るの墓』などが好きです」と加えた。

アル・ラフマニ氏は、ACコミックスのマルチバース関連の物語『シャラール・ワールド』の作者として知られているが、それは、「選ばれし者」ハディフが1612年の日本にタイムスリップするという内容である。目的のないティーンエージャーだったハディフは、その後10年、「日々を生き、この奇妙な世界で最高の自分になることを目指し、元の時間に戻ることができるのか期待したり、疑問に思ったりしている。その時まで、強く、集中して、あらゆる危害から自分自身と他者を守るスキルをさらに高めていく。アラブのティーンエージャーが一人前の忍者になる物語である」

アル・ラフマニ氏は、『シャラール・ワールド』の挑戦のひとつは、プロットを作り、それをより大きな世界に結びつけることだったと述べている。

『シャラール・ワールド』の反響について、アル・ラフマニ氏は次のように語った。「非常にポジティブで、2023年末までにアニメシリーズをリリースする計画です。コミックに関しては、2023年3月と4月までに子ども向けとヤングアダルト向けの2作品をリリースしています」

ACコミックスの今後のプロジェクトについて、アル・ラフマニ氏は次のように述べている。「『サークルシティ・クロニクル：探偵サラ（Circle City Chronicles – Detective Sara）』というタイトルのホラー＆犯罪テレビミニアニメがあり、広がり続ける『シャラール・ワールド』の一部です。 2024年までに公開予定です。次に、新しい物語に基づいた『チャレンジャー（Challenger）』というタイトルのアニメ映画があります。ジャンルはメカ、アクション、アドベンチャー、ドラマです。映画は現在制作中です」

「また、今年はヤングアダルト向けコミックの新作2タイトルのリリースを予定しており、1つ目は『シャラール・ワールド：リデンプション（Sharar World – Redemption）』、2つ目は『スカイ・ファルコンとトカゲ（Sky Falcon and the Lizard）』です」と加えた。