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UAEの紀伊国屋書店で「Cranes for Charity」キャンペーン開催

小説「禎子の千羽鶴」にインスピレーションを受け、タトル出版とUAEの紀伊國屋書店は、できるだけ多くの鶴を折ることでレバノンの小児がん患者を助けるキャンペーンを開始した。
小説「禎子の千羽鶴」にインスピレーションを受け、タトル出版とUAEの紀伊國屋書店は、できるだけ多くの鶴を折ることでレバノンの小児がん患者を助けるキャンペーンを開始した。
小説「禎子の千羽鶴」にインスピレーションを受け、タトル出版とUAEの紀伊國屋書店は、できるだけ多くの鶴を折ることでレバノンの小児がん患者を助けるキャンペーンを開始した。
小説「禎子の千羽鶴」にインスピレーションを受け、タトル出版とUAEの紀伊國屋書店は、できるだけ多くの鶴を折ることでレバノンの小児がん患者を助けるキャンペーンを開始した。
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01 Aug 2023 08:08:23 GMT9
01 Aug 2023 08:08:23 GMT9

アミン・アッバス

アラブ首長国連邦(UAE)の紀伊国屋書店で「Cranes for Charity」キャンペーンが開催された。タトル出版の小説「禎子の千羽鶴」にインスピレーションを得て、紀伊国屋書店はできるだけ多くの折り鶴を折ることでレバノンの小児がん患者を助けるキャンペーンを開始した。

折り鶴千羽ごとに、同書店はレバノン小児がんセンター(CCCL)に500AED(約2万円)を寄付する(最大2,000AEDまで)。

タトル出版の代表者は同キャンペーンについて、「レバノンでは、子供のがん治療のための資金がないことをご存知ですか?何かお手伝いできることを一緒に取り組んでみませんか?タトル出版は、おそらく英語圏では、折り紙の本、折り紙、折り紙セットの最大手出版社の1つです。また、私の子供時代のお気に入りの1冊である『禎子の千羽鶴』の出版社でもあります。これは、広島の原爆投下による影響とその後のがんの問題に焦点を当てた小説です」とアラブニュース・ジャパンに対して語った。

「禎子さんは広島の原爆投下を生き延びましたが、10年後、がんで重篤な状態に陥りました。友人たちは彼女に、千羽鶴を折ると願いが叶うという日本の言い伝えのことを話します。彼女は千羽鶴を完成させ、回復を願っていましたが、残念ながら亡くなりました」

「禎子さんの実話に触発されて、紀伊國屋書店とタトル出版は微力ながらお役に立ちたいと考え、レバノンの小児がんセンター支援のため、数千羽の折り鶴を折るようお客様にお願いしています。千羽ごとに、500AEDを寄付いたします」

「特に現在のような緊迫した世の中では、原爆投下で亡くなったり被害を受けたりした罪のない人々のことを思い出すことは重要だと思います。禎子さんの物語はこれまで以上に重要であり、新しい世代の注目を集めたいと考えています。同時に、困っている人々を助けたいとも思っています」とも語った。

紀伊國屋書店の代表者は、「ドバイ店とアブダビ店の両方で、折り鶴の折り方を学んでいる多くの人々からとても刺激を受けています。椅子はなく、立って作業をするスペースがあるだけなのですが、人々は互いに助け合い、より高度な指導のためにはスタッフが介入することもあります。これまでに何羽の鶴が折られたのかは公表できないのですが、かなりの数です。さらにすばらしいことに、『禎子の千羽鶴』の売り上げが1,000%増加しました。UAEの人々が禎子さんの物語と広島の悲劇を学んでいるということです」

「Cranes for Charity」キャンペーンは、紀伊国屋書店のドバイ店とアブダビ店で7月31日まで開催された。

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