
ドバイ:若い日本人女性の悲劇的な物語を描く、ジャカモ・プッチーニによる名作オペラ『蝶々夫人』のハンガリー国立歌劇場による特別公演が9月12、13日に行われ、ドバイの観客を魅了した。
ドバイオペラで行われたこの息を呑むような公演は、ヤーノシュ・コヴァーチ氏が演出を担当し、蝶々さん役のガブリエラ・ルテー・キスやピンカートン役のボルディツァール・ラースローなど、素晴らしいキャストが出演した。
全3幕からなるこのオペラは、ジョン・ルーサー・ロングの短編小説『蝶々夫人』(1898)を原作とし、アメリカの劇作家ディビッド・ベラスコによって『蝶々夫人:日本の悲劇』(1900年)という作品名で戯曲化され、1904年2月に初演が行われた。
物語は1904年の長崎を舞台に、「蝶々さん」と呼ばれる15歳の蝶々さんの姿を追う。アメリカ海軍兵のピンカートンはアメリカ人の妻を見つけたら別れる前提で、蝶々さんと都合の良い結婚をする。そして、結婚式が終わるとまもなく彼女のもとを去るが、蝶々さんは3年後に戻ってくるまで彼を待ち続ける。戻ってきた彼がアメリカ人の妻と一緒だと知り、蝶々さんは悲劇にも自ら命を絶つ。
出演者らの美しい歌声と情緒あふれる舞台芸術が観客の心を打つと同時に、登場人物の悲劇が共感を呼び、公演初日終了後はスタンディングオベーションとなった。
3時間の公演には、アラブ首長国連邦大学のザキ・ヌセイベ学長、カルティエ中東のキャロリーヌ・デュモン・フロティ最高経営責任者、シャネル中東のピエール・イヴ・ヴェックススティーン最高経営責任者など、さまざまな著名ゲストが来場した。