
トヨタ自動車は水曜、最近のコロナウイルスのアウトブレイクに関連するサプライチェーン問題により、日本国内の工場の稼働に今後数週間で影響が出る可能性を示した。世界的アウトブレイクの速度が増しているため。
日本国内で16車種と部品の拠点を操業する同社は、3月2日の週を通常通りの生産数で終えた後、3月9日以降の国内稼働をどう継続するか決定する見通し。
ウイルス発生の中心部にある工場は物品の生産と運搬ができず、その他の工場は地方機関の指示により閉鎖されていることから、工場は中国での供給停止による影響を受ける可能性がある。
トヨタのスポークスマンは、ロイターに「現在のところ、部品は通常通り中国から供給されているが、我々は3月2日の週以降に状況を見極める予定だ」と述べた。
日本は同社における主要な生産拠点で、2019年の世界販売台数1070万台のほぼ半分を占めている。
同社はまた、日本国内の従業員の必須ではない出張を全て中止する計画も示した。ウイルス発生の速度が増すことが予想される中で、グローバル企業は操業を抑える最新の動きがある。
ロイター通信