
サウジアラビア知的財産総局(SAIP)およびザカート・税・税関庁(ZATCA)の使節団が、日本・サウジアラビア間の知的財産に関する協力強化ため、11月14日から17日まで日本を訪問した。
この使節団は国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)の一環であるサウジ招待プログラムを通じて日本を訪問し、東京税関、警視庁および特許庁(JPO)模倣対策ユニットとの会合を開き、知的財産に関する施策や戦略についての議論や知識交換を行った。
SAIPのCEOであるアブドルアジーズ・アル・スワイレム氏、そしてJPO長官の濱野幸一氏は最新のインターネットプロトコル(IP)ポリシーについて意見を交換した。2人のリーダーは今後も連携し、協力関係を強化することを確認した。
さらに、使節団の訪問中は知的財産推進のためのイベントやセミナーがいくつも開かれた。SAIPは日本・サウジアラビア間の知的財産を推進するためのイベントを企画し、日本貿易振興機構(JETRO)はその本部でSAIPとZATCAのサウジアラビアにおける模倣対策ポリシーに関する取り組みについて議論するためのセミナーを開催した。
加えて、IIPPFはSAIP、ZATCAそしてIIPPFの代表やメンバーが知的財産に関わる様々な話題に関する議論を行う機会を提供するための意見交換セッションを開催した。
また、使節団は様々な日本企業を訪問し、それらの企業が組織内でどのように革新的な保護を推進しているかについて議論を行った。
今回の訪問は、サウジアラビアと日本のIP保護および知的財産に関する国際協力強化におけるマイルストーンである。