Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

サウジアラビア、ガザ地区の暴力や強制移住への対応を国連安保理に求める

第78回国連総会で演説するサウジの外相、ファイサル・ビン・ファルハーン王子。203年9月23日、ニューヨーク。(AFP)
第78回国連総会で演説するサウジの外相、ファイサル・ビン・ファルハーン王子。203年9月23日、ニューヨーク。(AFP)
Short Url:
14 Oct 2023 03:10:56 GMT9
14 Oct 2023 03:10:56 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアの外相であるファイサル・ビン・ファルハーン王子は13日、一連の電話会談を行った。その中で国連安全保障理事会理事国に対し、国際的な平和と安全を維持し、イスラエルのガザ地区における軍事作戦をやめさせるという責任を果たすよう求めた。サウジ外務省が明らかにした。

この発言は、イスラエルのガザ地区に対する容赦ない空爆により過去1週間で約1900人が死亡(その半数以上が18歳以下または女性)するとともに、同地区が完全な停電のもとで食料、水、医療物資の供給を断たれている状況を受けてなされたものだ。

ファイサル王子は、イギリス、ブラジル、マルタ、アルバニア、インド、ノルウェー、スウェーデンの外相との電話会談の中で、関連する国際法に従って公正かつ包括的な解決策を確立するために、パレスチナ問題に関する安保理決議を実行に移すことの重要性を強調した。

また、食料や救援物資をガザ地区に届けられるようにすることや、包囲の解除を含め、イスラエルが国際人道法を遵守する必要性も強調した。

一連の電話会談では、ガザ地区とその周辺の状況の最新の進展や、この危機の解決に向けて行われている国際的な取り組みについて話し合われた。ファイサル王子は、民間人に対するあらゆる形態の攻撃をやめさせること、そしてガザ住民の強制移住を阻止することが必要であると呼びかけた。

ファイサル王子はインドネシアおよびガボンの外相や、EUのジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表とも電話会談を行い、民間人の保護、援助の流れ、国際社会が暴力をやめさせガザ住民の強制移住を阻止することの必要性、地域および世界の安全と安定を確保するためにイスラエルが国際人道法を遵守することの必要性などに関して同様の議論を行った。

特に人気
オススメ

return to top