ロンドン:19日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の大規模金融緩和策の維持決定を受けて円売り・ドル買いが膨らみ、1ドル=144円台後半に急落した。正午現在は144円74~84銭と、前日午後4時(143円07~17銭)比1円67銭の大幅な円安・ドル高。
日銀はこの日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策を継続し、現行の大規模金融緩和策を維持することを決定。これを受けて円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、ロンドン時間の朝方は144円10銭台で推移した。その後も円はじりじりと水準を切り下げ、一時144円96銭近辺を付けた。
対ユーロは1ユーロ=158円31~41銭(前日午後4時は156円15~25銭)と、2円16銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0932~0942ドル(同1.0909~0919ドル)。
ポンドは1ポンド=1.2698~2708ドル(同1.2640~2650ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8655~8665フラン(同0.8675~8685フラン)。
時事通信