
東京の代表的株価指数、日経平均株価は火曜日、円高や石油価格の急落、コロナウイルスを巡る不安がきっかけとなった先日の急落から反転した。
月曜日に2018年2月以降最大の下げ幅となる5%以上下落した日経平均株価は、0.85%、168円36銭上昇し、1万9,867円12銭で取引を終了した。
より幅広い銘柄を扱うTopixは、1.28%、17.71ポイント上昇して1,406.68ポイントとなった。
石油価格の急落とコロナウイルスで経済が低迷するとの懸念がきっかけとなった大荒れの取引後の月曜日、ウォール街の主要な指数が7%以上値を下げて取引を終了したことを受けて、株価は急落して取引を開始した。
日経平均株価は午前の取引で4%以上値を下げたが、「投資家らの押し目買いで徐々に回復した」と、岩井コスモ証券のブローカー、堀内敏一は述べた。
「しかし、流行の終息はまだ見えていないため、買い気はそれほど強くありません」と、堀内はAFP通信に語った。
「神経質な取引が当面は続きそう」と、彼は語った。円に対するドルの回復も投資家らに買戻しを促すことにつながったと、ブローカーらは語った。
ドルは、月曜遅くにニューヨークで102.42円を付けたのに対し、アジアの午後の取引では104.77円となった。
円安は、海外の利益が還流時に膨らむため、輸出企業にとっては明るい兆しとなる。
東京では、日産が2.74%急上昇して399.9円、トヨタは1.61%高い6,600円となった。
石油関連株の値動きは分かれた。国際石油開発帝石は4.33%落ち込み732円80円となり、JXTGホールディングスは0.93%低い370円50銭となったものの、石油資源開発は2.48%上昇して2,023円となった。
銀行株では、三井住友フィナンシャル・グループが1.93%上昇して2,947円50銭、三菱UFJフィナンシャル・グループが1.68%高い439円70銭となった。
AFP