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未来都市を見据え、日本企業がサウジIT技術者を育成

今週は、和歌山県白浜町、須佐美町、日高川町のスマートシティを見学する予定。(ANJ)
今週は、和歌山県白浜町、須佐美町、日高川町のスマートシティを見学する予定。(ANJ)
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27 Feb 2024 02:02:18 GMT9
27 Feb 2024 02:02:18 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:スマートテクノロジーを都市や日常生活に応用する日本企業「ウフル」は、サウジ国立研究機関のITエンジニア育成に乗り出した。

ウフルとサウジアラビアのキングアブドルアジーズ科学技術都市(KACST)は2022年に包括的業務提携を締結、スマートシティ事業開発や持続可能な社会の実現に向けた環境技術の開発を目指す。

今回の育成プログラムは包括的業務提携の一環で、両者はエッジからクラウドまで包括的な技術と事業開発を推進し、さらなるプログラムも実施する計画。

サウジは経済の多角化と石油依存からの脱却を目標に「サウジビジョン2030」を公開しているが、その核心は持続可能な技術と高度自動化システムが支援するメガプロジェクトの超スマートシティ「NEOM」の構築だ。

国土交通省都市局都市政策課長の武藤祥郎氏は、スマートシティをはじめとする国際協力やデジタル化に取り組んでいると説明した。「昨年より我々の知見を国際的なコミュニティにも広げようとしており、国際会議などでプレゼンテーションやセミナーを行ってきました。日本でも、こうしたモデルが意識され始めています。サウジアラビアを訪問したことはないので、今回のコミュニケーションと両国間のパートナーシップを非常に楽しみにしています」 

Elham Matub Alkabawi氏はアラブニュース・ジャパンに、「私の役割は、ウフルがKACST社員に対して実施するスマートシティプログラムにフィードバックを提供することです。今日で3日目ですが、とてもワクワクしています」と語った。

Alkabawi氏は「スマートシティ技術の最前線にいるさまざまな企業を訪問しました。未来都市を形成する仮想現実、デジタルツイン、AIアプリケーションの進歩を目の当たりにしました」と話した。

今週は、和歌山県白浜町、須佐美町、日高川町のスマートシティを見学する予定。

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