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サウジアラビア、日量100万バレルの自主減産を2024年半ばまで延長

サウジアラビアは3日、原油価格の下支え策の一環として、原油の供給削減を6月まで延長すると発表した。(ロイター/写真)
サウジアラビアは3日、原油価格の下支え策の一環として、原油の供給削減を6月まで延長すると発表した。(ロイター/写真)
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04 Mar 2024 12:03:02 GMT9
04 Mar 2024 12:03:02 GMT9
  • OPEC+は市場を下支えするため、2022年後半から一連の減産を実施している
  • サウジアラビアの生産量は日量約900万バレルを維持

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアは3日、原油価格の下支え策の一環として、原油の供給削減を6月まで延長すると発表した。

エネルギー省近辺からの情報によると、サウジアラビアは「2023年7月に実施した日量100万バレルの自主減産を、2024年第2四半期末まで延長する」とサウジ通信社(SPA)が伝えた。

この決定は、世界の原油市場の安定を確保するため、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国およびOPEC+と呼ばれるその同盟国と協調して下された。

減産延長により、サウジアラビアの生産量は日量約900万バレルにとどまる。

SPAによると、減産は市場の状況に応じて徐々に戻される可能性があるという。

ロシアのアレクサンドル・ノヴァク副首相は、OPEC+参加国の一部と協調し、第2四半期に原油生産と輸出を追加的に日量47万1000バレル削減すると述べた。

OPEC+は昨年11月、サウジアラビアが主導して自主的な減産を延長することで、第1四半期に合計日量約220万バレルの自主的な減産に合意した。

OPEC+加盟国は個別に削減を発表している。クウェートは6月までに日量13万5000バレルを減産し、アルジェリアは日量5万1000バレル、オマーンは日量4万2000バレルを減産すると発表した。

OPEC+は市場を下支えするため、2022年後半から一連の減産を実施している。

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