
リヤド:サウジアラビアの1月の工業生産指数は鉱業・採石活動の僅かな上昇に後押しされ、前月比0.3%の上昇を記録したことが公式データで明らかになった。
統計総局によると、1月のサウジの製造業活動は2023年12月と比べ1.1%増加し、鉱業・採石業活動は0.1%増加した。
1月の製造業活動の増加は、コークスと石油精製品の生産が1.7%急増したことによる。
GASTATによると、1月の上下水道、廃棄物管理、修復活動は前月比1%増加した。
一方、電気、ガス、蒸気、空調の供給は2023年12月と比べ9.6%減少した。
IPIは、生産調査を通じて算出される工業生産量の相対的な変化を反映する経済指標として機能する。
しかし同報告書によると、サウジアラビアの IPI は 2024 年 1 月、前年同期比で 8.8%減少した。
IPIの減少は、サウジアラビアが2024年1月に石油生産を日量890万バレルまで削減することを決定したことに起因すると当局は述べている。
2024年1月の採鉱・採石活動は前年同月比で14.3%減少した。
「指数の重みの61.4%を占める鉱業・採石業活動の相対的重要性を考慮すると、鉱業・採石業部門の鉱工業生産指数の傾向は、一般的なIPIの傾向を支配している」とGASTATは述べている。
一方、1月の製造業は前年同月比0.1%増となった。このわずかな上昇は、化学品および化学製品の製造が1.7%増加したことに支えられている。
また、紙・紙製品の製造は前年同月比7.7%増、電気機器の製造は同5.4%増であった。
しかし、コークスと石油精製品の製造は1月に前年同期比4.7%減少し、食品の製造は同期間に8.2%減少した。