
三菱商事が、ファストフード「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングスの全保有株式を、米投資ファンドのカーライル・グループに売却する方向で最終調整していることが26日、分かった。5月中にも決定する見通しだ。
カーライルは三菱商事が持つ約35%に加え、他の株主からも株式を取得し、日本KFCを非公開化する考えとみられる。日本KFCは東証スタンダードに上場しており、時価総額は約1100億円。
日本KFCは2024年3月期連結業績について、売上高が前期比10.1%増の1100億円、純利益が52.7%増の38億円と予想している。同社の業績は好調だが、三菱商事は売却を通じ、より収益性の高い投資先に入れ替えを進める。
時事通信