
ドバイ:アブダビの投資機関ルナーテ・キャピタルは、アブダビ証券取引所(ADX)に上場する日本株に連動する上場投資信託(ETF)を立ち上げる。
ルナーテは、キメラS&PジャパンUCITS ETFは今年3本目のETFで、5月29日に上場し、投資家たちはトヨタやソニーを含む東京証券取引所に上場している流動性の高い日本株の上位30銘柄にアクセスできるようになると述べた。
1,050億ドルの資産を運用するルナーテは、アラブ首長国連邦(UAE)の国家安全保障顧問で、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナーヒヤーン大統領の弟であるタフヌーン・アル・ナーヒヤーン殿下が率いるビジネスグループの一部である。
先月発表されたADNOCの石油パイプラインをリースする事業体の株式40%の取得を含む同社の投資は、アブダビがオルタナティブ投資における新たな国家チャンピオンをどのように生み出しているかに光を当てている。
1月には、ムンバイに上場しているシャリア準拠のインド株式のパフォーマンスを追跡するETFをローンチし、3月にはJPモルガンと提携してUAEの債券のパフォーマンスを追跡する初のETFを開発した。
ETF市場は、「アブダビの経済を多様化し、金融センターに多くの投資家を呼び込むというアブダビの計画を強化することに貢献する」、とADXのアブドゥラ・サレム・アルヌアイミ最高経営責任者(CEO)は木曜日の声明で述べたと引用されている。
投資家は5月16日から23日の間にETFに申し込むことができる、とルナーテは付け加えた。
ロイター